この時季はふと気づくと真っ暗な風景になっていたりしますよね。
ガキの頃は遊びに夢中になってしまうと夕暮れにも気を止めることなく、時間が経ってはじめて随分と暗くなっているのに気がつくなんてのは日常茶飯事でした。
やがて少し大人ぶるようになると、夜の持つ甘美な魅力に取り憑かれていくのにはさほど時間はかかりませんでした。
夜ってそれまでの非日常だから惹かれるんですよね。
かつて夜を中心に暮らした頃に、昼にいわれようもない憧れを抱きましたから、きっとオレはそう感じていたんだと思います。
隣りの芝は青いではないですけど、非日常が日常になってしまえばその場への魅力は半減されるのではないでしょうか。
今は昼にどっぷり浸っていますが、たまには夜に堕ちていくのも悪くはないんじゃないかなって考えはまだ持ち続けていたりします。
まぁ、陸に上がった魚はもう長く水の中を泳げないってのは、身に沁みて知っていますけどね。
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ヌーヴォーは所詮ヌーヴォー。
うん。
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