付き合い

オレにとって大事なのは、長さじゃなくて深さ。
たしかに10年来の友人というのは気心の知れた仲間なのかもしれません。
ただ、それは付き合いの長さが作り上げた関係なのではなくて、長い付き合いがゆっくりとお互いの関係を深めていった結果なのだとオレは考えます。
なぜなら、たったの1時間ほどの邂逅でも10年来の友人と同じくらい強烈かつ鮮明にオレの心にその姿や雰囲気を刻み込み、大した知り合いでもないのに気心の知れる相手というのは確実に存在するからです。
心の壁を崩す鎚は時間だけではなく、相性や状況といったものによっても大きく変わることを知っているからです。
付き合いの長さだけを誇らしげに語る、連れ立って歩くスーツの集団の背を見て少し寂しい気持ちになりました。
あなたの隣りに座る人は、あなたの心のどこまで見てくれていますか?
オレは自分の心の底まで覗き込もうとしてくれていることを願ってやみません。
そして、時に吸い込まれそうだと形容される色素の薄いオレの目は、いつだって相手のコトを深く知ろうと願っています。
酒を酌み交わす、誰かと付き合うというのは相手を深く知ることだと、誰かが言っていた気がします。

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sakura

桜

春の色。
参道に咲く華。
雨が上がれば季節が移る。

up

瓶の群れ

旧いアメリカンロック。
深い琥珀色をした苦い炭酸水。
自分を取り戻すために必要な時間。

JPN cat day

麦酒

乾杯
嬌声
猫の日の為に

gradation

掛かる月

また明日。
夕飯の香り。
落下する夜。

overpass

歩道橋

深夜零時の散歩道
風は藍色
夜の音は白

carved seal

灯り

刻みたい。
記憶に、気持ちに、感情に。
少しでも、自分の痕を。

蒼月

月を探すのが好き
青空に架かる昼の白い月も
凍てついた夜空に蒼く灯る月も

新年イヴ

カフェカウンター

乾杯。
去年と今年と来年の間に。
シンプルに、気まぐれに、ええかっこしいで。

硝子色の朝

カラフェの日本酒

いただきます。
ごちそうさま。
食卓の温度。

rain,night,tomorrow

雨の路面

雨音。
夜の声。
明日、晴れるかなぁ。

candles

箱の中の蝋燭


「自分らしく、したいことをすればいい」
それは実に無責任なアドバイスで、 Details »

stand

川

好みの立ち位置というのが誰しもあると思うのです。
2番手でいるのが良かったり、真ん中が心地よかったり、浮いてるか沈んでるかが良かったり、 Details »

yellow magic

キイロ

Eagle,Shark,Panther.
カレーが好き。
ヒーローの色はキイロ。

maybe rain

信号機

本を開く。
言葉を紡ぐ。
雨の日の為に。

cherry

櫻色

感謝と哀悼と。
生と死の交錯する日。
列に並ぶのはもう少し先。