偉そうなこと

「偉そうなこと言ってるのは、あなたがどん底を知らないからだ」
そんなメールをもらったことがあります。
それに対して返信したんですが、彼の人のフリーメアドに届いたかどうかは分かりません。
相談メールに乗ってメールを返すってのは、リアルでバーで隣りあったヤツの愚痴を聞くのに比べりゃ少ないものですけど、皆無って訳じゃありません。
そして、よほどのことがない限り、最初のメールにオレが返信した時点でメールのやり取りなんて終わってしまうものです。
中にはこんな風に鼻白むようなことにもなってしまいますけど、回答に対してメールが来ただけでもオレのメールを読んでくれたんだろうなってことで、オレの気持ちはゼロじゃありません。
ただ、1つだけ彼の人に伝えておきたかったのは、「あなたのどん底をオレは知らないけど、オレは他のどん底を見てきたし、それは周りの誰だって同じだよ」ってこと。
よほど特異な人間でない限り、誰だって1度や2度は、落ち続けていったことがあるっていうのを認識すべきだと思うんですよね。
自分の体験を語る人間は決して偉そうなことは言っていないし、それは等身大のその人自身の言葉だと、聞き手がきちんと認識しない限りは、言葉の真意なんて伝わってこないものなんだと思うんですよ。
まぁ、言葉の裏を読めるほどの大人じゃない相手に、回りくどい言い方をしてしまったかなと今はただ反省しています。

***

石野卓球の「IN THE BOX」をちらっと聴きました。
なんていうのか、初めて「Zin-Say」に出会ったときに感じたのとは当然違うんですけど、突き抜けた感覚を味わえました。
オールドスクールテクノに頑ななまでに真剣なDJの姿が見えました。
締めにデトロイトテクノを持ってくる、YMO世代のテクノキッズとしては頬が緩む選曲でした。
フロアでは違和感を覚えることもある卓球特有のブレイクとフェイクの多さも、家聴きには適度なアクセントになるように思えます。
好みに合う合わないは別として、クラブキッズ、テクノキッズ、ともに聴いておいて損はなし。
やっぱり天才。

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sakura

桜

春の色。
参道に咲く華。
雨が上がれば季節が移る。

up

瓶の群れ

旧いアメリカンロック。
深い琥珀色をした苦い炭酸水。
自分を取り戻すために必要な時間。

JPN cat day

麦酒

乾杯
嬌声
猫の日の為に

gradation

掛かる月

また明日。
夕飯の香り。
落下する夜。

overpass

歩道橋

深夜零時の散歩道
風は藍色
夜の音は白

carved seal

灯り

刻みたい。
記憶に、気持ちに、感情に。
少しでも、自分の痕を。

蒼月

月を探すのが好き
青空に架かる昼の白い月も
凍てついた夜空に蒼く灯る月も

新年イヴ

カフェカウンター

乾杯。
去年と今年と来年の間に。
シンプルに、気まぐれに、ええかっこしいで。

硝子色の朝

カラフェの日本酒

いただきます。
ごちそうさま。
食卓の温度。

rain,night,tomorrow

雨の路面

雨音。
夜の声。
明日、晴れるかなぁ。

candles

箱の中の蝋燭


「自分らしく、したいことをすればいい」
それは実に無責任なアドバイスで、 Details »

stand

川

好みの立ち位置というのが誰しもあると思うのです。
2番手でいるのが良かったり、真ん中が心地よかったり、浮いてるか沈んでるかが良かったり、 Details »

yellow magic

キイロ

Eagle,Shark,Panther.
カレーが好き。
ヒーローの色はキイロ。

maybe rain

信号機

本を開く。
言葉を紡ぐ。
雨の日の為に。

cherry

櫻色

感謝と哀悼と。
生と死の交錯する日。
列に並ぶのはもう少し先。