バイのみなさんはお疲れ様です

当たり前のこと。
グラスを冷凍庫に入れる、マグカップをお湯で温める、包丁を研ぐ。
そういうことは当たり前のことだと思っていた。
ずっと当たり前にやってきたことだから、みんな当然のごとくそれをこなすものだと思っていた。
同居人として私生活を晒すようになって、それが必ずしも当たり前でないことを知った。
その頃から、客商売人としての血が、それを当たり前にしているのかなと思うことにした。
最近まで気づかなかったけど、ガキの馴れ合いのようなカフェやバーではそういう当たり前のことができていないことが多い。
常連は友達や先輩後輩ばかり、なぜ他にお客がつかないのかを考えられないのか、不思議でならない。
根本にある問題は、料理の味でも値段でもなく、ほんの少しの気遣いなんだって。
夏を迎えて新しいカフェやバーの乱立するこの地域特有の空気を感じながら、そんなことを考えた。

気づけなかった店たちは新しい看板を掲げ、新たな主とともに夏の訪れを待ち望んでいる。
来夏は今夏と同じ看板と主であるように祈りたい。

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sakura

桜

春の色。
参道に咲く華。
雨が上がれば季節が移る。

up

瓶の群れ

旧いアメリカンロック。
深い琥珀色をした苦い炭酸水。
自分を取り戻すために必要な時間。

JPN cat day

麦酒

乾杯
嬌声
猫の日の為に

gradation

掛かる月

また明日。
夕飯の香り。
落下する夜。

overpass

歩道橋

深夜零時の散歩道
風は藍色
夜の音は白

carved seal

灯り

刻みたい。
記憶に、気持ちに、感情に。
少しでも、自分の痕を。

蒼月

月を探すのが好き
青空に架かる昼の白い月も
凍てついた夜空に蒼く灯る月も

新年イヴ

カフェカウンター

乾杯。
去年と今年と来年の間に。
シンプルに、気まぐれに、ええかっこしいで。

硝子色の朝

カラフェの日本酒

いただきます。
ごちそうさま。
食卓の温度。

rain,night,tomorrow

雨の路面

雨音。
夜の声。
明日、晴れるかなぁ。

candles

箱の中の蝋燭


「自分らしく、したいことをすればいい」
それは実に無責任なアドバイスで、 Details »

stand

川

好みの立ち位置というのが誰しもあると思うのです。
2番手でいるのが良かったり、真ん中が心地よかったり、浮いてるか沈んでるかが良かったり、 Details »

yellow magic

キイロ

Eagle,Shark,Panther.
カレーが好き。
ヒーローの色はキイロ。

maybe rain

信号機

本を開く。
言葉を紡ぐ。
雨の日の為に。

cherry

櫻色

感謝と哀悼と。
生と死の交錯する日。
列に並ぶのはもう少し先。