銀には魔力があります。
金には持ち得ない種類の魅力が。
聖とか、退魔とか、そういう小難しいコトを言うつもりはまったくありません。
そういう側面から見たとしても、数多くの魅力があるということは否定しませんけども。
何か鋭利な光が見えるのが、銀の魅力だと思うんですよね。
幼い頃に折り紙の100枚セットとかには、金銀の折り紙がそれぞれ1枚ずつ入っていたように記憶しているんですが、アレを使う時も金色をさっさと使うわりには銀色はいつまで経っても使えませんでした。
気がつくとグシャグシャに折れ曲がっていたりして、全然使い物にならなくなってしまっていたりしたんですけども。
そんな風になるのが分かっていても使い惜しみしていました。
当然周りは金の方を大切にするヤツばかりだったので、とても不思議がられたんですけどね。
幼心に銀の魔力に取り付かれていた証拠でしょうか。
話は変わりますけど、10代の頃に「貴方は陽の光の下ではなく月光の下でこそ映えるタイプ」と言われたことがあるんですけど、銀もそうだと思うんですよね。
陽の光の下で焼けた体にもたしかに映えるんですが、月明かりの中で白い肌にそっと身につけた方がよりその魅力を引き出せるんじゃないかと。
銀は夜にこそ映える、そんな風に思うんです。

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sakura

桜

春の色。
参道に咲く華。
雨が上がれば季節が移る。

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瓶の群れ

旧いアメリカンロック。
深い琥珀色をした苦い炭酸水。
自分を取り戻すために必要な時間。

JPN cat day

麦酒

乾杯
嬌声
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gradation

掛かる月

また明日。
夕飯の香り。
落下する夜。

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歩道橋

深夜零時の散歩道
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夜の音は白

carved seal

灯り

刻みたい。
記憶に、気持ちに、感情に。
少しでも、自分の痕を。

蒼月

月を探すのが好き
青空に架かる昼の白い月も
凍てついた夜空に蒼く灯る月も

新年イヴ

カフェカウンター

乾杯。
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シンプルに、気まぐれに、ええかっこしいで。

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いただきます。
ごちそうさま。
食卓の温度。

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信号機

本を開く。
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cherry

櫻色

感謝と哀悼と。
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