殺し合いにキレイも汚いもない。
戦争を正義だと思うのは明らかにイカれている証拠だ。
自分が生き延びるための殺人を肯定できるほど心の強い人間は多くはない。
死を知る者の言葉は、知らない者のそれより重く強く深く心に響く。
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大義名分。
イランイラク戦争でフセイン大統領の掲げた「イスラム原理主義殲滅」とブッシュ大統領の掲げる「テロの撲滅」、似たような主義主張を掲げているように見えますが、結果はどうなるのでしょうか。
イラクのクルド人自治区への化学兵器による虐殺を非難されることは多いのですが、アメリカの劣化ウラン弾による攻撃が化学兵器のそれと大きく異なるようには思えないのですが…。
それにしても、本当にあの一族は中東で戦争をするのが好きみたいですね。
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イスラム原理主義。
フランケンシュタイン博士がモンスターを産み出したように、アメリカCIAによって産み出された本来のそれとは大きく異なる捻じ曲げられた思想。
つまり、イスラムの伝統を受け継ぐものではないのです。
ソ連とアフガンの間で行われた戦争の際に、パキスタンの軍情報機関(ISI)と結託して、アフガン難民の若者にテロの訓練やイスラム原理主義を叩き込んで、数多くの「ムジャヒディーン(聖戦士)」を産み出したアメリカがテロ撲滅をうたうのはお門違いの気もします。
ちなみに、ウサマ・ビンラディンを産み出したCIAの歴代長官の中にはジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ、すなわちジョージ・ウォーカー・ブッシュ現大統領の父の名があります。
皮肉なものですね。
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