久々に顔を出すと空気が変わっていた。
時間の流れは非情なもので、楽しかった時期のスタッフはもう残っていない。
エントランスをくぐった瞬間にそれが分かった。
空気が変わるということを肌で実感するのはこんな時だ。
席に案内され、それが事実であることを知る。
見たことはないけど、それなりに古株らしいおねいさんに気持ちのいい接客をしてもらい、寂しさは少しまぎれたけど、どこか物足りなさは否めない。
料理は確実に美味しくなり、キッチンスタッフのレベルは上がったと思うけど、やはりどこか飲食店は接客スタッフが誰であるかによって随分と変わっちゃうんだなぁって…。
きっとあの頃のように頻繁に通うことは出来ないから、あれくらい深いつながりを持つことは出来ないんだろうなって、少しノスタルジジイ。
帰り際、イチバン最初のマネージャが最近は回ってきてるのかと聞こうと思ったけど、気づくと言葉を飲み込んでしまっていた。
彼がオレの残り香を嗅ぎつけるようなことがあるとしたら、それだけでいい。
また会いたいけれど、それはふとした偶然であればそれがイチバン嬉しいから。
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