楽しめる酒

いつからだろう、酒が楽しいと思うようになったのは。
初めて美味いと思ったのは中坊の頃だったけど、楽しいと思えるようになったのはもっと先。
酒を商売道具にしていた頃も楽しんではいたけど、心の底から楽しんでいたかといわれれば、素直に首を縦に振ることはできない。
飽くまでも第一には商売道具であって、自己を開放するのはためらわれたから。
素直に楽しめるようになったのは、いつも傍らで酔い潰れる相手を見つけた頃かもしれない。
泥酔なんて言葉をほとんど忘れていたオレが自分のペースを乱して飲みすぎ、いい気分で酔うようになったのも、ちょうどその頃だったし。
今では腹を割れる相手と認められれば、たとえそこで初めて会った相手だとしても、それこそ泥酔するまで大いに酒を楽しめるようになった。
やっぱり酔い潰れられる相手と飲めるのはとても楽しい。
それが友人であれ、恋人であれ、スタッフであれ、心を許せる相手と飲めるってのはとても幸せだとあらためて思う。

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sakura

桜

春の色。
参道に咲く華。
雨が上がれば季節が移る。

up

瓶の群れ

旧いアメリカンロック。
深い琥珀色をした苦い炭酸水。
自分を取り戻すために必要な時間。

JPN cat day

麦酒

乾杯
嬌声
猫の日の為に

gradation

掛かる月

また明日。
夕飯の香り。
落下する夜。

overpass

歩道橋

深夜零時の散歩道
風は藍色
夜の音は白

carved seal

灯り

刻みたい。
記憶に、気持ちに、感情に。
少しでも、自分の痕を。

蒼月

月を探すのが好き
青空に架かる昼の白い月も
凍てついた夜空に蒼く灯る月も

新年イヴ

カフェカウンター

乾杯。
去年と今年と来年の間に。
シンプルに、気まぐれに、ええかっこしいで。

硝子色の朝

カラフェの日本酒

いただきます。
ごちそうさま。
食卓の温度。

rain,night,tomorrow

雨の路面

雨音。
夜の声。
明日、晴れるかなぁ。

candles

箱の中の蝋燭


「自分らしく、したいことをすればいい」
それは実に無責任なアドバイスで、 Details »

stand

川

好みの立ち位置というのが誰しもあると思うのです。
2番手でいるのが良かったり、真ん中が心地よかったり、浮いてるか沈んでるかが良かったり、 Details »

yellow magic

キイロ

Eagle,Shark,Panther.
カレーが好き。
ヒーローの色はキイロ。

maybe rain

信号機

本を開く。
言葉を紡ぐ。
雨の日の為に。

cherry

櫻色

感謝と哀悼と。
生と死の交錯する日。
列に並ぶのはもう少し先。