錆びた記憶

古い記憶を辿って、目の前の道具の使い方を探ります。
ひとつひとつの感触を確かめながら、何を動かせば何が反応するのか、何を覚えていて何を勘違いしているのか、そういったことをひとつひとつ試しては直し試しては間違えながら、ゆっくりとそれでいてしっかりと。
かつて何も知らずに同じ道具と向かい合った時の記憶は失われて久しいですが、その当時の自分の感想やぼやきといったものは何故だか妙によみがえってきたりして、どこか情けなくもあり懐かしくもある不思議な空気を楽しめたりします。

レンチのない中でペンチを駆使して螺旋をムリヤリ外した時の妙な汗、レフ版代わりの白カーテンのバカみたいな重さ、裁断された紙ゴミの冗談みたいな量と刃こぼれしたシュレッダーの嫌な鳴き声…。
直接は関係などないそういったことまでが記憶の片隅にはいて、手探りで思い出そうとする行為自体が何故だか楽しかったりする不思議。

錆びたと思ってはいても、実は記憶は鮮明で濃厚で…。
まだ思い出というには、ぐっと鮮やかな色で脳裏を過るのです。

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sakura

桜

春の色。
参道に咲く華。
雨が上がれば季節が移る。

up

瓶の群れ

旧いアメリカンロック。
深い琥珀色をした苦い炭酸水。
自分を取り戻すために必要な時間。

JPN cat day

麦酒

乾杯
嬌声
猫の日の為に

gradation

掛かる月

また明日。
夕飯の香り。
落下する夜。

overpass

歩道橋

深夜零時の散歩道
風は藍色
夜の音は白

carved seal

灯り

刻みたい。
記憶に、気持ちに、感情に。
少しでも、自分の痕を。

蒼月

月を探すのが好き
青空に架かる昼の白い月も
凍てついた夜空に蒼く灯る月も

新年イヴ

カフェカウンター

乾杯。
去年と今年と来年の間に。
シンプルに、気まぐれに、ええかっこしいで。

硝子色の朝

カラフェの日本酒

いただきます。
ごちそうさま。
食卓の温度。

rain,night,tomorrow

雨の路面

雨音。
夜の声。
明日、晴れるかなぁ。

candles

箱の中の蝋燭


「自分らしく、したいことをすればいい」
それは実に無責任なアドバイスで、 Details »

stand

川

好みの立ち位置というのが誰しもあると思うのです。
2番手でいるのが良かったり、真ん中が心地よかったり、浮いてるか沈んでるかが良かったり、 Details »

yellow magic

キイロ

Eagle,Shark,Panther.
カレーが好き。
ヒーローの色はキイロ。

maybe rain

信号機

本を開く。
言葉を紡ぐ。
雨の日の為に。

cherry

櫻色

感謝と哀悼と。
生と死の交錯する日。
列に並ぶのはもう少し先。