代替不可

自分の代わりがいないなんて、そんな大それた勘違いをすることはありません。
でも、他人が同じ方法で同じ結果を導くことが出来ない種類のことは、オレにだってあるのです。

オレのやり方は正規のものであったためしがなく、どこか不正規であったり不合理であったり不順であったりするのですが、結果として導き出されるものの質や導き出すまでの期間は、正規のそれと同等あるいは劣ることはないものと自負しています。

しかしながら、同じ方法をたどって同じ結果を導く人間と出会ったことはありません。
手塩にかけて育てたかつての部下たちの何れもが、同じ方法を辿ろうとしながらも最終的には正道に戻って行きました。
そして、いつの日もそれを寂しく思うよりも前に「正しい選択をしたのだな」と独語する自分がいました。
結局のところ、ある種の奇形であるオレと同じ道を一般的とされる人が辿る必要などないわけで、そもそも同じ道など辿れるわけがないわけです。

そう、正規でない道を歩いて正規以上の結果を生むことを欲するのであれば、オレの代わりはいません。
しかしながら、正道を辿って同等の結果をつかむことは他の誰にでも可能なわけです。
要は、仮に「丸っきり同じものを求めるのであれば代わりはいない」のですが、「同等のものを求めるのであれば代わりはあふれている」のです。

それを知っていてなお、周囲がそれを認知していてなお、唯一無二と称されたいのであれば、丸っきり同じもののいない独自性、さらにその独自性を際立たせる何らかの手法が必要なのだろうなと、街灯の遥か上で一段と明るく輝く月を見上げつつ思うのです。

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sakura

桜

春の色。
参道に咲く華。
雨が上がれば季節が移る。

up

瓶の群れ

旧いアメリカンロック。
深い琥珀色をした苦い炭酸水。
自分を取り戻すために必要な時間。

JPN cat day

麦酒

乾杯
嬌声
猫の日の為に

gradation

掛かる月

また明日。
夕飯の香り。
落下する夜。

overpass

歩道橋

深夜零時の散歩道
風は藍色
夜の音は白

carved seal

灯り

刻みたい。
記憶に、気持ちに、感情に。
少しでも、自分の痕を。

蒼月

月を探すのが好き
青空に架かる昼の白い月も
凍てついた夜空に蒼く灯る月も

新年イヴ

カフェカウンター

乾杯。
去年と今年と来年の間に。
シンプルに、気まぐれに、ええかっこしいで。

硝子色の朝

カラフェの日本酒

いただきます。
ごちそうさま。
食卓の温度。

rain,night,tomorrow

雨の路面

雨音。
夜の声。
明日、晴れるかなぁ。

candles

箱の中の蝋燭


「自分らしく、したいことをすればいい」
それは実に無責任なアドバイスで、 Details »

stand

川

好みの立ち位置というのが誰しもあると思うのです。
2番手でいるのが良かったり、真ん中が心地よかったり、浮いてるか沈んでるかが良かったり、 Details »

yellow magic

キイロ

Eagle,Shark,Panther.
カレーが好き。
ヒーローの色はキイロ。

maybe rain

信号機

本を開く。
言葉を紡ぐ。
雨の日の為に。

cherry

櫻色

感謝と哀悼と。
生と死の交錯する日。
列に並ぶのはもう少し先。