いつかの死

「いつかオレのために死んでくれと言う時が来たら、喜んで死んでくれるようにお前の面倒はしっかり見るから」
そんなことを言われて育った部下がオレ以外にどれだけいたかは知りませんが、きっと両手の指の数倍はいたんじゃないかと思います。
そして、その半数くらいはその言葉どおり、命を賭すに値する上長だと思っていたんじゃないかと信じています。
オレ自身も喜んで死にはしませんが、そういう瞬間が来たら「仕方ねぇな」と受け入れたんじゃないかなと思うわけです。
残念なことにそういうシチュエーションを迎えることなく、彼の人はとっとと国替えをしてしまったんですけどもね。

オレが彼の人から学んだのは、いつかそんな状況になった際に自然と命を張ってくれる部下を持つ大切さと、それを維持する困難やカリスマといったものです。
それは決して真似て身に付くものではなく、個々の想いや雰囲気に合ったものを身にまとうより他になく、いつかオレが彼の人たちに感じたものを醸せるように色々と試行錯誤を繰り返しながら進んでいくしかない種類のものですが、それを理解することが出来ただけでも彼の人のひととなりに触れたのは大きかったなと思うのですよ。

部下に命を張ってもらう上長として恥ずかしくないことをしていたい。
かつて自分の命を賭しても「仕方ない」と照れ笑いが出来た、彼らのそれを身につけるのは随分と先でしょうが、それに近しいものを少しでも身につけられたらと最近は頓に思います。

きっと、誰かの兄になりたかった気持ちがまだ燻り続けているのです。
まだ。

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sakura

桜

春の色。
参道に咲く華。
雨が上がれば季節が移る。

up

瓶の群れ

旧いアメリカンロック。
深い琥珀色をした苦い炭酸水。
自分を取り戻すために必要な時間。

JPN cat day

麦酒

乾杯
嬌声
猫の日の為に

gradation

掛かる月

また明日。
夕飯の香り。
落下する夜。

overpass

歩道橋

深夜零時の散歩道
風は藍色
夜の音は白

carved seal

灯り

刻みたい。
記憶に、気持ちに、感情に。
少しでも、自分の痕を。

蒼月

月を探すのが好き
青空に架かる昼の白い月も
凍てついた夜空に蒼く灯る月も

新年イヴ

カフェカウンター

乾杯。
去年と今年と来年の間に。
シンプルに、気まぐれに、ええかっこしいで。

硝子色の朝

カラフェの日本酒

いただきます。
ごちそうさま。
食卓の温度。

rain,night,tomorrow

雨の路面

雨音。
夜の声。
明日、晴れるかなぁ。

candles

箱の中の蝋燭


「自分らしく、したいことをすればいい」
それは実に無責任なアドバイスで、 Details »

stand

川

好みの立ち位置というのが誰しもあると思うのです。
2番手でいるのが良かったり、真ん中が心地よかったり、浮いてるか沈んでるかが良かったり、 Details »

yellow magic

キイロ

Eagle,Shark,Panther.
カレーが好き。
ヒーローの色はキイロ。

maybe rain

信号機

本を開く。
言葉を紡ぐ。
雨の日の為に。

cherry

櫻色

感謝と哀悼と。
生と死の交錯する日。
列に並ぶのはもう少し先。