ダサイというか垢抜けない印象が、いわゆる日本のオヤジからは強く感じられてしまいます。
何が足りないかというと美的センスとか自身の姿を省みることとか、そういったものなのでしょうか。
「見てくれにはこだわらねえよ」そういったことを言いたがる人は多いかもしれません。
でも、外観にこだわらないことと感性を磨かないということは、まったく別次元のものであると思うんです。
感性を磨けないというのは、美味しそうな料理に涎を垂らさないとか、夕焼けを見て美しいと感じられないとか、そういった次元のことになってくるんじゃないかなと思うんです。
何の目的もなくただ街をぶらつくとか、ふとしたところで出会う絵画に目を留めるとか、そういった余裕が日本のオヤジには足りない気がするんですよね。
それと同様にスーツが作業着になってしまっては着替える面白さもありません。
小物やシャツにでも少し遊び心を加えるとか、休日の服飾に気合いを入れるとか、幼い日に新しい服を下ろした時のあのドキドキするような感触を思い出せたなら、少しはカッコイイオヤジに近づけるんじゃないかなと思ったりするんですよね。
ちなみに、オレのオヤジ(デニス・ホッパー似)は、服には無頓着なようでいて実はこだわりの多い嫌なヤツです。
あの頑固なまでのこだわりを良い方向に少しだけ真似てみたい今日この頃です。
でも考えてみりゃ、オレも日本のオヤジ世代なわけですよね。
日本のオヤジらしくないと言われるように、自身の感性を磨くことを忘れないように心がけていきましょうかね。
自分を省みないのは恥ずかしいことですから。
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