「ナチとつるんだ国のガキ」と仏語で罵倒されたのはこの時季です。
あの時はいきなりハンマーで頭をぶん殴られた気分になりました。
こんな国イヤだー!と、出国手続きを取ろうとしたのもネタっぽいですけど事実です。
それでも彼の老人のいる店に通い続け、周囲の力を借りて少しずつですけど、でも確実に歩み寄れたと信じています。
日本人観光客にしては長期の滞在の最終日、「アデュー」と言ったオレにかぶりを振って「アビヤント」と、はにかみながらハグしてくれたのを覚えています。
長い別れと知りながら、「またな」と言ってくれたあの老人の心の優しさを忘れません。
分かり合える時は必ず来てくれると信じています。
きっと。
道はどこかで重なるはずですから。
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