あの日あの人とあのバーに行かなければ、オレの人生の実りは少し違うものになったのかもしれません。
いえ、おそらくは少しも実を結ぶことはなかったような気さえするのです。
こんな風に考えることがあります。
場所であったり、人であったり、時間であったり、形は様々でもきっと誰にでも何かしらそういうものがあると思います。
実際のところは、後になってはじめてそれが岐路だったと感じるわけなんでしょうけども。
オレは生き方を変えるというか、その後の自分自身の行動に少なからず影響を与えてくれたものがあります。
その多くは既に失われたものですが、もう1度手にしようとも思いません。
何より2度と手に入らないものの方が多いですから。
標になったものたちは、記憶の中にだけ色鮮やかに刻まれていれば良いのだと思います。
なんだか薄れかけた記憶をまた強く刻みつけたいと思いました。
深く、もっと深く。
寒い空気を感じたら、なんだかスノーフレイクを思い出しました。
あの時は気づけばこの日に発ったんだよなぁ…。
ここのところタイミングの合わない、パブロ・ピカソの皿が観たいです。
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