見た目からすると意外かもしれませんが、料理がわりと得意だというのは幾度も言っています。
そして、当然のことながら、料理っていうのは調理器具の手入れに始まり、後片付けまでを含むと考えています。
要は包丁研ぎから洗物までということです。
腕の良い料理人っていうのは質の高い調理器具を使っていますけど、アレは不特定多数の人間に料理を出すから必要なのであって、家庭でまで必ずしも高価な包丁や鍋を使っているとは限りません。
なぜなら包丁の切れ味というのは、同じ用途で作成されたものであれば大差がないからです。
同じ万能包丁に分類されるものなら、刀匠が年に1本打つか打たないかというようなものであれ、100円ショップで吊るされているものであれ、切れ味に大差はないのです。
何が違うかと言えば切れ味の持続性という点だけです。
つまり料理人は多数のお客を満足させるために、それなりの調理時間と作業量をこなさなくてはなりませんから、質の高い調理器具が必要になると言うわけです。
逆に言えば手入れの行き届かない調理器具であれば、それがどれほど質の高いものであっても本来の性能は発揮されないということになるのではないでしょうか。
ふと、こういうのって人材育成とかにも置き換えられると思いました。
考えてみれば、料理に限らず腕の立つ人というのは若手の育成にも長けていますよね。
包丁を研ぐように、鍋を磨くように、人材の特性をつかみその長所を上手く利用して育て上げるとでも言うんでしょうか。
とりあえず、片面にしか刃のついてない包丁の反対側を研ぐような真似をする人、あるいは包丁のおかげで美味い料理ができましたという謙遜のない人は、調理器具には愛されないんだろうなと。

ちなみに靴の手入れも大好きだったりします。
どうしても靴を磨いて直して履き続けてしまうんですよね。
大事に大事に。
似合いませんかね、やっぱり。

***

エスカレータ。
どこかで見たなと思えば、あの日の妻夫木。
意外と記憶に残っているもんですね。
昔とのギャップに驚いた、あの日の品川。

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sakura

桜

春の色。
参道に咲く華。
雨が上がれば季節が移る。

up

瓶の群れ

旧いアメリカンロック。
深い琥珀色をした苦い炭酸水。
自分を取り戻すために必要な時間。

JPN cat day

麦酒

乾杯
嬌声
猫の日の為に

gradation

掛かる月

また明日。
夕飯の香り。
落下する夜。

overpass

歩道橋

深夜零時の散歩道
風は藍色
夜の音は白

carved seal

灯り

刻みたい。
記憶に、気持ちに、感情に。
少しでも、自分の痕を。

蒼月

月を探すのが好き
青空に架かる昼の白い月も
凍てついた夜空に蒼く灯る月も

新年イヴ

カフェカウンター

乾杯。
去年と今年と来年の間に。
シンプルに、気まぐれに、ええかっこしいで。

硝子色の朝

カラフェの日本酒

いただきます。
ごちそうさま。
食卓の温度。

rain,night,tomorrow

雨の路面

雨音。
夜の声。
明日、晴れるかなぁ。

candles

箱の中の蝋燭


「自分らしく、したいことをすればいい」
それは実に無責任なアドバイスで、 Details »

stand

川

好みの立ち位置というのが誰しもあると思うのです。
2番手でいるのが良かったり、真ん中が心地よかったり、浮いてるか沈んでるかが良かったり、 Details »

yellow magic

キイロ

Eagle,Shark,Panther.
カレーが好き。
ヒーローの色はキイロ。

maybe rain

信号機

本を開く。
言葉を紡ぐ。
雨の日の為に。

cherry

櫻色

感謝と哀悼と。
生と死の交錯する日。
列に並ぶのはもう少し先。