この場合は雰囲気とも言い換えられますか。
例えば、セックスしたいと思う女のコは、メスの匂いがするコです。
例えば、酒を酌み交わして仲間になりたいと思うのは、男女問わずオスの匂いがするヤツです。
以前、集団での飲みに顔を出したことがあります。
実際のところは、野郎の中にはきっとオレよりも年上の人間もいたことと思いますが、とにかく若いというか幼いといった印象しか残っていません。
この言葉で不快に思われる方もいらっしゃると思いますが、良くも悪くも幼さを感じたのです。
オレらが彼らの年齢の頃には既に失っていたものを残していて、既に得ていたものを発見すらしていない、そんな感覚を受けました。
確かにオレらの人生濃度は濃いと言われますが、それにしたって違いが目立ちすぎました。
カッコや話にも気を配って歳相応以上に見せようとしてはいましたけど、オレに言わせりゃ「頑張ってるなぁ」ってトコでしたな。
オス・メスの匂いはせず、悪い言い方をすれば乳臭かったのです。
中にはステキな彼や彼女もいたんですけど、圧倒的に少なかったのですわ。
羨ましくもあり、物足りなくもあり…。
やっぱり、時に押し倒し合い・殴り合いにでもなりそうなヤツらと酒を飲みたい。
そういう意味では、爽やか長身イケメンの年下の彼が、腹を割り始めるとステキな語りをしてくれるのを見られたのは今年のかなりの収穫だったと思います。
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