おまけ日記

終電近い駅構内。
花束抱えた彼女と若サラリーマンのカップル。
別れを切り出されたと思しき彼が壁を蹴る。
「なんでそんなこと言うんだよ」
お前が不細工だからじゃないか?と、火に油ならぬニトロを投げ入れるように突っ込んでみたかったんですが、さすがに疲労に負けて断念。
とりあえずオレが言いたかったのは、彼女に当てられないのなら、短い足を振り回すなってコト。
本気で好きなら、思いきり殴ってしまえばいい。
それができないのなら、笑ってサヨナラしたらいいのに。

悔しさなのか憤りなのかさえ、オレには見分けられなかった。
ああいう別れ方だけはしたくないな、とふと思ってみたり。

携帯からの更新ってだるいね。
おまけなので、すぐに消すかもしれない。

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夜櫻

夜桜

春色の空。
彼の人の居ない其処。
いつしか一回り。

サクラアメ

ヤマザクラ

花散らしの降る前に。
白い色と葉の緑。
「また春が来たよ」

春の音

サクラ

口に出して納得したこと。
「オレからイチバン遠い季節」
腑に落ちた。

black out

パン屋の窓

暗転の恐怖。
あの夏の記憶。
静かな雨は福音。

7年分の遠回り

ボトルの壁

長く曲がりくねった道。
グラスに火酒と琴酒を同量入れて。
もう少しだけ遠回り。

記憶

RED

一回り。
辿る起源。
記憶にはない場所。

Ace

backbar

ジャズスタンダード。
スタンダードカクテル。
永く愛されるには理由がある。

帳の降りた頃

宝石箱

I will meet you in some place,
where the light lends itself to soft repose.
I will let you undress me.

itsuki

樹

いつかの乾杯。
暑い日のそれと。
寒い日のそれと。

rosso

almagro

red, red wine.
stay close to me.
don’t let me be alone.

桃色雲

桃色雲

leave me alone it’s nothing serious.
I’ll do it myself.
it’s got nothing to do with you…

オレンジ

寒空と夜の匂い。
いつもより沢山彼らと話をする。
きょうは猫の日。

看板

場末感

吹き抜ける風。
安酒の温度。
嬌声は遠く。

line

line

1本なら減算。
2本なら加算。
斜めにすれば乗算。

鉄の扉

倉庫

忘れたつもり。
閉じ込めたつもり。
でも、最初からそこには何もない。