無痛人生

傷つかずに生きていくことはできます。
最初から信頼しなければ裏切られる痛みを感じずに済みます。
終わっている恋、腹の底を知ることのない友情。
そういったものであっても、パッと見は本来のものと変わりません。
自分を偽ることさえできれば、きっと傷つかずにそれなりに楽しく生きていけるのではないでしょうかね。
ただしオレは自分を偽ることなどできませんし、仮に偽ることができたとしてもそれで楽しく過ごせるとは思いません。
楽しいことにはリスクがあり、時には自分の心や体に大きな傷を穿つということを踏まえてこそ、日々の生活は楽しく実りのあるものになるのだと信じているからです。
今まで生きてきた中で体や心に刻んだ傷は、未だに痛みを伴って決して完治することなどありませんけど、オレにとっては誇りです。
心から信頼できる相手や、心から尊敬する人に巡り合えたのは、傷つくことに畏怖を覚えても敢えて飛び込んできたからだと思っています。

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夜櫻

夜桜

春色の空。
彼の人の居ない其処。
いつしか一回り。

サクラアメ

ヤマザクラ

花散らしの降る前に。
白い色と葉の緑。
「また春が来たよ」

春の音

サクラ

口に出して納得したこと。
「オレからイチバン遠い季節」
腑に落ちた。

black out

パン屋の窓

暗転の恐怖。
あの夏の記憶。
静かな雨は福音。

7年分の遠回り

ボトルの壁

長く曲がりくねった道。
グラスに火酒と琴酒を同量入れて。
もう少しだけ遠回り。

記憶

RED

一回り。
辿る起源。
記憶にはない場所。

Ace

backbar

ジャズスタンダード。
スタンダードカクテル。
永く愛されるには理由がある。

帳の降りた頃

宝石箱

I will meet you in some place,
where the light lends itself to soft repose.
I will let you undress me.

itsuki

樹

いつかの乾杯。
暑い日のそれと。
寒い日のそれと。

rosso

almagro

red, red wine.
stay close to me.
don’t let me be alone.

桃色雲

桃色雲

leave me alone it’s nothing serious.
I’ll do it myself.
it’s got nothing to do with you…

オレンジ

寒空と夜の匂い。
いつもより沢山彼らと話をする。
きょうは猫の日。

看板

場末感

吹き抜ける風。
安酒の温度。
嬌声は遠く。

line

line

1本なら減算。
2本なら加算。
斜めにすれば乗算。

鉄の扉

倉庫

忘れたつもり。
閉じ込めたつもり。
でも、最初からそこには何もない。