いつもと同じ休日

洗濯物を洗濯機に放り込み、珈琲を淹れる。
濃いめのマンデリンを淹れながら、のんびりと窓の外を見やる。
昨晩ぱらついた雨はあがり、暖かな空気が漂っている。
桜のつぼみも一回りだけ大きさを増したような気がする。
こんな日のBGMのチョイスはヴォーカルのあるのんびりとしたジャズがいい。
寝ぼけた頭で選び出したのは「Gabriela Anders」の「wanting」、姉貴から譲り受けたというか押し付けられたというか、黒のワンピースドレスのステキ女性がうつむき加減に歩くジャケットが美しい1枚。
心地よい3連休最終日のスタート。

***

同じくスペインを愛した人間として。
天本英世さんのご冥福をお祈りします。

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夜櫻

夜桜

春色の空。
彼の人の居ない其処。
いつしか一回り。

サクラアメ

ヤマザクラ

花散らしの降る前に。
白い色と葉の緑。
「また春が来たよ」

春の音

サクラ

口に出して納得したこと。
「オレからイチバン遠い季節」
腑に落ちた。

black out

パン屋の窓

暗転の恐怖。
あの夏の記憶。
静かな雨は福音。

7年分の遠回り

ボトルの壁

長く曲がりくねった道。
グラスに火酒と琴酒を同量入れて。
もう少しだけ遠回り。

記憶

RED

一回り。
辿る起源。
記憶にはない場所。

Ace

backbar

ジャズスタンダード。
スタンダードカクテル。
永く愛されるには理由がある。

帳の降りた頃

宝石箱

I will meet you in some place,
where the light lends itself to soft repose.
I will let you undress me.

itsuki

樹

いつかの乾杯。
暑い日のそれと。
寒い日のそれと。

rosso

almagro

red, red wine.
stay close to me.
don’t let me be alone.

桃色雲

桃色雲

leave me alone it’s nothing serious.
I’ll do it myself.
it’s got nothing to do with you…

オレンジ

寒空と夜の匂い。
いつもより沢山彼らと話をする。
きょうは猫の日。

看板

場末感

吹き抜ける風。
安酒の温度。
嬌声は遠く。

line

line

1本なら減算。
2本なら加算。
斜めにすれば乗算。

鉄の扉

倉庫

忘れたつもり。
閉じ込めたつもり。
でも、最初からそこには何もない。