夏の清涼剤。
ミルクもシュガーも要らない。
足すのは氷の鳴る音だけ。
昨日と今日の間に
帰りの車内から。
自分の部下は夏でも長袖と上着を着させると言うハゲ。
あまつさえそれが営業の基本だとまでいう始末。
彼いわく半袖は駄目なのを物語るようで。
こういう勘違いハゲのせいで、夏場の過剰冷房がキツイっていうのに。
精神論もいいけど、そんなことにこだわらなくても、気付くヤツは気付くし、気付かないヤツはずっと気付かないってば。
とりあえず、貴方は相槌を打つ連れのうんざりした顔に気付いてやってください。
それから、貴方の薄い髪に合間に浮かんだ汗粒にもね。
***
地元近くのパブから、キルケニーとアボットが姿を消していました。
無念です。
2度くらいしか顔を出していないカフェバーでも、ポン酒をサービスしてもらえるというのはオレの人徳でしょうか。
厚かましい性格によるものかもしれませんけど、いずれにしても得な性格というか楽しい人生を送ってしまってますな。
オレに乾杯。
翌日仕事なのに遅くまで付き合ってくれた、地元が近所の彼に感謝。
この場合は雰囲気とも言い換えられますか。
例えば、セックスしたいと思う女のコは、メスの匂いがするコです。
例えば、酒を酌み交わして仲間になりたいと思うのは、男女問わずオスの匂いがするヤツです。
以前、集団での飲みに顔を出したことがあります。
実際のところは、野郎の中にはきっとオレよりも年上の人間もいたことと思いますが、とにかく若いというか幼いといった印象しか残っていません。
この言葉で不快に思われる方もいらっしゃると思いますが、良くも悪くも幼さを感じたのです。
オレらが彼らの年齢の頃には既に失っていたものを残していて、既に得ていたものを発見すらしていない、そんな感覚を受けました。
確かにオレらの人生濃度は濃いと言われますが、それにしたって違いが目立ちすぎました。
カッコや話にも気を配って歳相応以上に見せようとしてはいましたけど、オレに言わせりゃ「頑張ってるなぁ」ってトコでしたな。
オス・メスの匂いはせず、悪い言い方をすれば乳臭かったのです。
中にはステキな彼や彼女もいたんですけど、圧倒的に少なかったのですわ。
羨ましくもあり、物足りなくもあり…。
やっぱり、時に押し倒し合い・殴り合いにでもなりそうなヤツらと酒を飲みたい。
そういう意味では、爽やか長身イケメンの年下の彼が、腹を割り始めるとステキな語りをしてくれるのを見られたのは今年のかなりの収穫だったと思います。
帰りの電車、キレイな人を見る。
薄茶色に焼けた肌、やや茶色がかったセミロングの髪、サックスブルーのシャツ。
やや大きく開いた胸元にはサファイアをあしらった金のペンダント。
ピアスも右手薬指に輝くリングもゴールド。
思わずハッと息を飲むくらいに金が似合っている女性でした。
オレ自身は決して金の似合うタイプではないですし、嫌みじゃなく金が似合う方って滅多に見かけないのですごく得をした気分になりました。
***
20日から上野の森美術館で、ピカソの古典主義時代の展示をやるんですね。
去年の幼少期の絵と同じく、一般に知られている彼のそれとは多少異なるタッチで描かれているので、あまり触れることはない時代の作品を見られるはずです。
幼少期の作品ほどのギャップはないにせよ、ピカソが抽象画だけではないコトを知るいい機会だと思います。
時間のある方はぜひご覧いただくことをお勧めします。
下手な映画に同じくらいの金額を出すのなら、こちらの方が個人的には面白いと思います。
何よりたまには美術館デートなんてステキじゃありませんか?
ええかっこしいというのも悪くはないのです、たまになら。
都市型人間だと思われていますが、けっこう自然派だったりします。
住んでるとこからして海沿いですしね。
雲の合間から覗く月が千切れた雲を照らす幻想的な光景に息を飲みながら、海から吹く風の潮の香が秋のそれに変わったことを感じる。
日々、そんな帰り道を歩いて楽しんでいます。
バスにでも乗れば5分足らずだっていうのに、ついついのんびりと時間をかけて歩いてしまうんですよね。
虫の音が耳に心地好く、気温もそれほど高すぎない今の時期は夜の散歩って感じでステキです。
夜の散歩で思い出したんですが、「怪物くん」のドラキュラって役立たずですよね。
フランケンは力持ち、狼男は怪物ランドの料理長、ドラキュラの趣味は夜の散歩って歌われていた気がするんですが…。
間違ってたら、ドラキュラに謝ります。
***
昨日はアフガニスタンとイラクな写真を中華街まで見に行ってました。
久保田さんの軽快なトークと、優しい表情の写真たちが優しく厳しく語りかけてくる写真たちにガツンとやられてしまいました。
体調不良が回復しきっていないので、升酒にもガツンとやられてしまいましたが…。
なんにせよ、収穫のある写真展でしたわ。
こういうスタイルの写真展っていうのも面白いですね。
それにしても、人生経験の豊かなオトナのオトコってステキです。
飲んだくれて酔いつぶれたり、ガキにびくびくして録に注意も出来なかったりって、くだらないオヤジが多い中で、こういう方って貴重だと思います。
素で惚れちゃいますね。
オレもああいう歳の取り方をしたいものです。
珈琲豆を挽き、いつもと同じ日曜の昼を迎える。
豆は彼の好みと被っているのが嬉しいような悲しいような、マンデリン。
香りに惹かれてこれを飲み始めてから、何年経つのか思い出せもしません。
似合わないかもしれませんが、今日はちぃ兄をBGMに。
あのエロ兄さんの歌の中で「squall」だけは心に染みてしまうのです。
テレビでスフレ・グラッセ・オ・カルヴァドスを見て、葡萄の育たない風土の生んだ林檎の酒と現地の人々の努力というか生き様まで感じてしまうオレは感受性豊かなんでしょうかね。
ついつい、ノルマンディーを望みながらカルヴァドスを飲みたくなりました。
林檎ジュースで乳離れをしたせいか、林檎の酒というだけで惚れ込んでしまったんですわ。
倒れる前から治ったり酷くなったりを繰り返す指先の治療に皮膚科へ。
1週間くらいあれば治るんじゃない?とけっこう軽いノリでクスリを処方されて終了。
雑誌やらCDやらをたらたら見てみたり。
エルヴィス・コステロの新譜はモロにジャズでしたねぇ…。
悪童も結婚相手には感化されるものなんだと少し寂しくも、でもあの顔にはこっちの方が合ってるなぁと納得してみたりしてみたり。
服関係は、ブラウンとアースカラーを効かすとけっこう面白いかなって感じですか。
藤沢まで足を伸ばして、リングの磨きをかけてもらった後で、街中を散策。
普段は通らない道を通ってみると色んな発見があっていいですね。
この店がここにあったのかぁとか、こんなトコに移転してたのかぁとか。
だらだら歩いていつものカフェへ。
昼間からバーボンとかモルトとかいってみても良かったんですが、さすがにムリだろうなってことで、緑茶と杏仁豆腐をオーダー。
自家製の杏仁豆腐はどこでも1ランク上に美味いものです。
渋くジョアン・ジルベルトなんかをかけてくれるこのカフェが、藤沢にいることを忘れさせてくれます。
「~べ」が湘南訛りなんて認めない。
ありゃ、標準語だべ?
ってダメですかね。
オレは過去を誇ります。
たとえ周囲には汚れたものと蔑まれようと、オレにとっては輝かしいものですから。
オレは自分を誇ります。
自身の進んできた道が正しかろうが正しくなかろうが、進んできたこと、成長してきたことが間違っていたとは思わないからです。
オフラインでお会いした方はご存知でしょうが、オレは他人の何倍もプライドが高いです。
高すぎるプライドは時に足枷にもなりますが、それに負けないようにと何かを成し遂げる活力になることもあります。
オレの中でプライドを持つっていうことは、わがままを言うのに似ています。
わがままを通すのにも、プライドを高く持ち続けるのにも、当然のごとく腕(実力)が要るという点において。
そして、とにかくええかっこしいのオレは、カッコつけ続けるためにそれなりの実力を身につけようとすると思います。
高いプライドは努力を他人に見せるコトを許しませんが、汗もかかずに何かを向上させようなんて都合のいい話はあるはずもないので、こんなオレでも陰でこそこそと頑張っているのかもしれません。
でもやっぱり努力なしにアレコレとこなす、ホントに嫌なヤツなのかもしれません。
どちらか見抜きたければ、のんびり酒でも酌み交わすことをお勧めします。
***
事件です。
タイアップってわけでもないんですが、オーダースーツのHANABISHI店長・柳川さんのご好意により、このサイトを見てオーダースーツを購入した方に特典をつけていただきました。
詳しくはBBSか、トップページの「ステキスーツ」からのリンクをご覧ください。
きっと誰よりもオレがビックリしました、素で。
***
事件です。(その2)
諸事情(否:異動・退職)に伴いまして、職場の仲間たちからモエとグラスを頂きました。
すごい感激であまり喜んでなかったように見えたかもしれませんが、ビックリしすぎて言葉にならなかったのです。
いや、なんだか嬉しいやら申し訳ないやら。
体調不良で倒れる少し前に、サシで鶏刺しを食べながら焼酎の瓶で殴り合おうとしていた彼のステキセンスで選ばれたシャンパングラスをただただ嬉しく思います。
とにかく皆さんに感謝です。
ビジネスでスーツを着ているので、休日にスーツなんて着たくはないですが…。
でも何か、日本人ってスーツをもったいなく着ていると思うんですよね。
たしかに量販店のスーツは、仕事着として作られていますからカジュアル向きでないのは間違いではないんですけど。
たとえばブランドスーツと量販店のスーツを並べてみると分かるんですが、明らかにシルエットが違うんですよね。
量販店側のシルエットは、どこか野暮ったいというか、ゆったりしているというか、ちょっと使い回せそうにないです。
ブランドスーツは、まぁシーズンとかデザインにもよるんでしょうけど、ここ最近は概ねタイトなシルエットで、パンツもノータックの細めのものが多い気がします。
ノータックで細いパンツってカジュアルパンツに多いシルエットなので、素材感さえクリアすればそのままカジュアルに履いていけそうな雰囲気です。
ジャケットもウエストの絞り位置が高いので野暮ったい印象になりませんし、Vゾーンも狭くなるのでドレスシャツをインにしなくても様になります。
というわけで、こういうちょっとカッコイイスーツをカジュアルシーンでも活用してみたら着るものの幅が広がるんじゃないかなと思った次第です。
とは言っても、ブランドでスーツなんか買うと諭吉さんが何人いても足りません。
オレは正規輸入品はサイズがなかったりするという理由も相まって買う気になりません。
オーダースーツで少しわがままな仕様で作ってもらった方が、よっぽど出来もいいですから。
オーダースーツって高いという印象が強いんですが、そんなでもありません。
量販店より多少足が出る程度で、自分にピッタリのサイズが手に入るなら安いものです。
んなわけで、HaNaBISHIでオーダースーツが格安らしいです。
29,000円でオーダースーツが出来るなら間違いなく買いでしょう。
仕立てとアフターフォロー良さで個人的にかなりお勧めです。
ウチのリンクからも行けますので、興味のわいた方はぜひどうぞ。
鏡という他者に頼らなくては、見ることすらかなわないものです。
ただ、イチバン大切にしなくてはいけないものだということはよく知っています。
「自分なんてどうでもいい、いつ死んだところで構わない」
そんなことを言うヤツもいます。
実際、オレ自身もそんな風に考えていたことはあります。
自棄になって、妬んで、僻んで…、ネガティブな感情をカッコつけて表現してたんでしょう。
でも、実際に死神の接吻を間近に感じた時に思ったのは、「死んでたまるか」とか「まだ死ねない」なんて目的や強固な意志を持った言葉ではなく、「死にたくない」ただそれだけでした。
死んだ時に誰かが悲しむからとか、いなくなると困るとか、そんなキレイゴトは言いません。
全身の毛穴に氷を突っ込まれたような感覚に陥りたいのなら止めはしません。
でも、オレと同じような状況で死神の唇を感じたとしたら、もっと自分を大切にしておけば良かったと後悔することは想像に難くないです。
***
BoAって、やっぱり英語で歌ってる方が上手く聴こえるのはオレだけでしょうか。
Valentiはこっちのがパンチがあっていいなぁと思います。
「日記の言葉に元気づけられました」
そんなメールを貰うこともあります。
たしかにたまには私信も書きますけど、このコンテンツは日記ですから、基本的には壁に向かって一人でしゃべってるような気分で書いているわけです。
それなので、書き手としてはちょっと意外な反応だったりするわけですよ。
個別にメールを返したりするのはええかっこしいすぎてアレなので、駄文の中に埋もれさせて言っておきたいと思います。
元気づけられたとか、考えさせられたとか、そういうのはオレの綴った言葉が引き鉄になって、読み手のあなたの心の扉を叩いたに過ぎません。
もともと自身が持っていたものに気がついただけということを忘れないでください。
とか書くと、ますますええかっこしいだってことに今さら気づいたんですけど、もう書いちゃったからいいやと開き直ってみます。
ツボ師に誰でも痛いはずのツボを押されて、腰が楽になったというようなリアクションを返すと「貴方は痛みを感じずに済む方法、あるいは違う感覚として受け入れる方法を知っていますね」と告げられた。
「そうですか?」と半笑いで返したけど、心の底を見透かされたような気分になった。
痛みを意に介さずに済む方法をたしかにオレは知っている。
体を襲う痛みは他の部分に意識を持っていくことで、ある程度までなら簡単に無視できる。
心に突き刺さる痛みは、痛む部分を隔離して閉ざしてしまうことで、いつしかその存在を忘れることができる。
何の解決にもならない方法だが、大きな痛みを隠して一歩先へと足を進めるのには役に立つ。
痛みがひくのを待っているだけというわけにはいかない時、その痛みがひくのに長期間かかると容易に判断できる時、オレは痛みを遠ざける方法を選ぶ。
痛みを受け入れないことで何らかの弊害を伴うことは想像に難くないが、それでもそうしなきゃいけない時は確実にある。
***
体調は回復、そしてアルコール解禁。
で、先週から少しは飲んでいたわけですが。
ビール1缶で気持ちよくなるという安上がりっぷりを発揮しています。
食欲と酒の強さがどこまで戻るのか、今後に期待ってトコです。
10月とか11月にオフ企画したら来る方いらっしゃいますか?
久々に酒弱いキャラのオレが見られるかもしれません。
シャツの裾入れってヤツです。
日本じゃダサい呼ばわりされますが、欧州じゃ裾出ししている方が少ないような場合もあったりするのです。
オレ自身はスーツを着ることが多いので、ドレスシャツを着るならタックインが当然なんですけども、特にスーツに合わせなくてもタックインは別にカッコ悪いものではないと思ってます。
たしかに、ポロシャツやTシャツをタックインするのはどうかなって思いますけど、タイトフィットしていないドレスシャツの裾出しは、カッコイイものとは言いづらいですわ。
まぁ、オレの場合はスーツじゃないときにシャツを着ること自体が稀なので、どちらがイイのかなんて偉そうなことはいえないんですけどね。
ただ、インの方が脚長に見えるのは間違いないです。
当然ですけども。
***
体調不良でやせすぎました。
ベルトしてても、パンツからシャツが出てしまいます。
ベルト切ろうにもまた戻るかもしれないしなぁってことで切れません。
ちょっと前にもそんなことを考えていたら、結局ウエストは戻らないまま現在に至ってたのを思い出しました。
昨日、久々に会った仕事と人生上の先輩である友達には、「やせすぎじゃね?」と半笑いで言われてしまいました。
ちゃんと肉食べて、筋肉と脂肪を取り戻そうと思います。
似合わないと言われますけど、何気に好きなんですよ。
どうしてかって言うと、たまにサイズが足りる服があるからなんですけどね。
同じような理由でネットオークションとかフリーマーケットも好きです。
ただ、ステキな品を安く手に入れられるってのが好きなので、ヴィンテージとかレアアイテムとかは理解の対象から外れています。
傷みの激しい古い品物に高い金を払う神経はオレには微塵もないのです。
古着屋でレングス36インチのリーバイス501が4000円以下だったりするんですよね。
アレくらいだったら試しに買って、ダイロンで好きな色に染めて失敗しても笑えますし、1度やってみようかなと思ってみたり。
この間、久々に古着屋を徘徊したせいか、少しばかり古着屋熱が再発しそうな雰囲気です。
***
私信。
故人を悼む酒の席であれば、故人の話をしたいと思うのは当然のことだと思います。
2年前の春、オレも同じような思いで酒の席を立った覚えがあります。
その何日か後に、故人とオレの元直属の上司であり、大切な友人でもある人と酒を酌み交わしました。
お互いに語り合った故人の破天荒なエピソードがとても楽しく、そして寂しかったのを思い出してしまいました。
たまには初心に帰ってお酒の話でも。
よく飲み合わせで悪酔いしたとか、アレとコレと飲むとダメとか言いますよね。
いわゆる「ちゃんぽん」は良くないというヤツですが、実際のところ飲むものによって酔い方が変わるなんてことはないはずなのです。
もしあるのだとすれば、飲み口の変化によるただの飲みすぎでしょう。
例えば、ビールばかりを飲んでいればじきに味に飽きて飲めなくなりますが、途中でカクテルに変えれば飲み口と味の変化を楽しみながら再スタートが切れます。
それでついつい飲みすぎてしまって、結果として悪酔いするというだけのことです。
気分は変わっても、血中アルコール濃度は変わりませんのでね。
ついでなので老婆心ながら若い方々にご忠告。
悪酔いしないためには、アルコール度数の低いものから徐々に高いものにしていくことが大切。
始めにパンチの効いたアルコールを入れてしまうと、自分が酔っていることに気づかずに飲み進めてしまいますので。
バーによっては最初の1杯にスピリタスカミカゼを持ってくるオトコの言うことではないですが…。
えっと、最初から最後までそれくらいのアルコール度数のものを飲んでいるのなら、何の問題もないでしょって言い訳をしてみます。
いつものカウンターに座り、いつものカクテルを頼む。
何の気なしにしていた店から足が遠のいたのはもう半年以上前になる。
マスターが閉店の意志をオレに告げた時、駅からのアクセスの悪いその店に行くことはなくなった。
終わりを決意した人間は2種類に分かれる。
有終の美を飾るではないけど終着に向かってテンションを上げていくタイプと、次への準備段階と捉えて力を入れすぎることなく次へのステップとして流していくタイプ。
マスターは後者のタイプ、クレバーな判断と行動でココまで生き抜いてきた彼は無駄にテンションを上げたりはしない。
最後の花火は派手に打ち上げるのだろうけど、いやあの街の其処彼処にいる彼の世話になった少し柄の悪いステキなメンツが派手な花火をプレゼントするに違いないのだけど。
流しに入った店で飲む気は正直しない。
お互いの話をしながら酒を酌み交わすならそれもアリだけど、それは客と店員の関係ではありえない。
客のすっかりいなくなった時間に足を運ぶ以外には想像もつかないこと。
夜ごと、全盛期の彼の店の扉を叩く夢を見る。
初めてカウンターの内外関係なく付き合ってくれたあのバーへの感謝と畏敬の念を込めて。
夢の中で初めてのカクテルの味を思い出している。
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