化ける

常に泣きそうな顔をしていた彼の顔は、自信に満ち溢れるものと変わっていました。
慣れない環境でテンパっている彼に、スタンダードではないカクテルをオーダーして困惑させたのは、ほぼ間違いなくオレでした。
彼は経験のなさをカバーするために、休日を利用したり店が跳ねてから朝までの短い時間で、そのメジャーになりえないカクテルを様々な店で飲みまくってくれたらしいです。
オレが毎回のように彼に告げていたのは、「次に来た時に不味かったら、この店2度と来ない」という最低最悪の脅し文句だったと記憶しています。
今になってはじめて、彼はそうやって色々なカクテルをかなり厳しく勉強させてくれたことが今の自信につながっていると言ってくれますが、当時の彼にしてみればとてもムチャなことを言う嫌な客だったろうなと思います。
これから先、こんな酷い客は出てこないでしょうけど、努力家の彼はますます成長していくんだろうなとひしひしと感じるものがあります。
すっかりクソガキからいい顔に化けてしまった彼のさらなる成長を、少し遠くからでも見守りたいのですわ。
だから料理を志すあの店のスタッフとしての彼へ、最初で最後の贈り物はグローバルのペティナイフにしました。
コイツを使いこなしてくれることは、そう遠くない将来だと信じています。

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箱根駅伝

箱根駅伝開催。
箱根駅伝を見ると、あー年始回りでオヤジの兄貴の家で見てたよなぁ、とか思い出したり。
いつからか年始回りにくっついていくこともなくなって、オヤジの兄貴も死んじゃって、そんな空気を感じることもなくなったわけだけど、やっぱり駅伝を見て思い出すのは幼い日の光景。

ちなみにあれだけ近く(R134)を走ってる、駅伝ランナーを見に行ったことは1度もありません。
ミーハーな心は欠片もないようです。

***

ゲームのサウンドトラックス。
これだけで引く人も多いかと思う。
オレもファミコン時代のピコピコ音のサントラを想像すると萎える。
でもコイツは違うぞってコトで、最近は「探偵・神宮司三郎」の15周年サントラを聴いています。
ゲーム自体はサウンドノベルって感じでアレですが、音が激しく良いのです。
下手なジャズアルバムよりも、絶対に酒に合います。
あんまり店頭売りしてるのは見たことないので、アマゾンとかセブンドリームドットコムとかで買うと良いです。
ちなみにゲームの方はあれだけ騒いでたのにもかかわらず未だに買ってません。
誰かください。

Jump!

ジャンプで幕開けの2003年でした。
その後、カミュを2杯とイクラ御飯を1杯という妙な組み合わせで食事。

年始回り(?)の電話で「ぼちぼちですよ~♪」と言われた近所のバーに行ってみたら、大混雑。
だまされたー!
ハタチそこそことか未成年だろ~というメンツの中で飲むのはさすがにキツかったです。
モーガンをボトル3分の2くらい空けたくらいで朝を迎えたわけですが、さすがに酔い酔いでした。
若者の悩み相談中に他の物も飲んでたせいかもしれません。
普通に歩いて帰宅したのは覚えてるんですが、その後洗濯機を破壊したりしたのは覚えていません。
1年の計は元旦にありってコトで、今年もでろでろって感じでいきますわ。