フォトゼロ

扇風機。
アイス珈琲。
夏の匂い。

軽く食事をして。
日用品の買い物をして。
そういう何でもない時間が大切。

耳慣れたBGM。
幼い日に憧れた光景。
ゆっくりと流れる時間。

蒼くたゆる火。
古い日の記憶をたどる。
カランと鳴るグラスの氷。

神や悪魔や仏や鬼
そんなものに自分を委ねるつもりはない
オレに生をつないでくれたのは人だから

朝の匂い。
手の温度。
昨夜の残り火。

出来ていたことが出来なくなる。
普通の線引きがいつの間にか変わる。
怖いのは当たり前を失うこと。

反芻する温度。
反芻する香り。
反芻する記憶。

Thank god for the rain.
I still can’t sleep.
The days do not end…

冷える脳。
赤銅色の火酒。
遠くに聴こえる嬌声。

On voit n’importe qui, Qui boit n’importe quoi
Qui parle avec ses mains, Qu’est la depuis le matin
Au cafe

Nunca me senti tan fuera de lugar.
Nunca tanto se escapo de mi control.
Pero todo en este mundo es temporal.

Some people get up at the break of day.
Gotta go to work before it gets too late.
That ain’t the way it has to be.

枷を外す。
壁を崩す。
生まれ直すために必要なこと。

薫る風。
寝転んで陽を浴びる。
もう少しこのままで。