1人で完全

よく言われた言葉です。
「誰もいなくても何でもできるから大丈夫ですよね?」って。
「貴方に出来ないのは出産くらい」だとも。
欠陥の方が多い人間のはずですが、うわべだけで一緒に暮らすとそう見えるものなんでしょうかね。
おかげさまで水時代の同居人たちとは恋が芽生えるどころか、カラダの関係を持つこともありませんでしたが。
でもそれは仕方ないんです。
オレは恋を芽生えさせることが出来ませんでしたから。
彼女たちに抱いた愛しいと思う心は、間違いなく娘や姪に対するそれであり、恋人に対するそれとは異なるものでしたから。
また時には愛情ですらなく、同情に似たものであったので。
同情でカラダを重ねるのは、相手をバカにしているという以上に自分にとって許せないものですから。

自分が何をしたかったのか。
思い出すのは簡単じゃないけど、難しいことでもない。
仲間たちと大いに笑って、楽しく酒を酌み交わしたい。
オレの原点はそこにある。

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鉄の花

鉄の花

守るにも愛でるにも向いてない。
だからこそ、その凛として咲き誇る姿に惹かれる。

アッパーライト

アッパーライト

脳に憑いた色・香り・音。
反芻する、西の都の邂逅。

しばらくお待ちください

しばらくお待ちください

ステキな感性にホッとする。
のんびりのんびり。

泡の絵

葉っぱのフレディ

泡のキャンバス。
刹那の絵。

鏡の中のカフェ

鏡の中のカフェ

右と左と。陰と陽と。
どちらの顔が素なのか分からなくなる。
どちらの顔も素だと笑われたのは雨の日の夜。

珠の灯り

あの日の味を求めて帰る店。
重い木戸は幼い日の記憶。

晴れた午後に

手の形の葉

サーフロックとボルゾイとハニーチキン。
海風の香るそんな昼下がり。

タイプライター

タイプライター

その場で紡がれる言葉は、会話のそれ。
推敲された文章のそれよりも、直感的で心を抉り出す。

蜘蛛の糸

茶器

オレに救いを見出すのは、自分の力で進める人だけ。
オレは手を差し出しても、決して掴んだ手を引き上げたりはしない。
オレを引き摺り落そうとするならそれもまた興がある。
きっかけを見せても、それをモノにできるかどうか、どうモノにするかは当人次第でいい。

覚悟

窓の向こう

腹を据えなきゃ何も出来ない。
それをしない人の多さに切なくなる。

覚悟のないままに生きられるのはなぜ?

一眠り

カラフェ

酔い覚めの水。
聞こえる嬌声はどこか遠くのこと。

オープンカー

オープンカー

風を受ける喜び。
幼い日のそれと重ねてみる。

ナニカノキカイ

ナニカノキカイ

動きの止まるその日のために。
刻む傷と錆は名誉の証。

スペイサイドのページ

スペイサイドのページ

生まれ故郷の話を聞く。
そこにはオレの知らない貴方がいる。

バルブ

壁のバルブ

閉じておけるうちは閉じておきます。
抑える術は知っていますから。
感触を、感覚を、感情を。