講師って立場で考えちゃうと、どうしても甘やかしてしまったりしてしまうんですが、これが同じ職場の同僚ってことだったら話は別です。
学生や訓練生を部下に持ちたいかと問われると、答えはおのずと「NO」となります。
おそらくは彼らに言わせても、「NO」となることは想像に難くありません。
それは好き嫌いの問題ではなくて、1つにはオレのアンダーで働くには心が弱いからです。
包み隠さずに言ってしまえば、ここ半年の間に関しては1週間もてば御の字なくらいの相手にしか会ったことがありません。
オレの仕事に対する屋台骨ってのは暴力を伴う教育を基に作られていますし、それと同じことをするわけではないですが、体ではなく心を抉る術をもって部下や同僚・上長と向かい合うことが染み付いてしまっています。
そして、もう1つはプライドが無駄に高いというか、求められるものと自身のスキルとのギャップに気がついていないという点が気に食わないのです。
オレ自身が無駄に高いプライドを持ってるので、その無用さ加減もよく知ってますし、そこにすがる甘えの無益なことも知ってます。
職場っていう同じ船に乗ってる以上、その目的地にたどり着くよう努められないヤツであればオレは容赦なく切り捨てます。
道を違えても同じ目的を目指すのであれば合流もあり得ますが、そうでないのなら放置や分岐ということをせずに文字通りバッサリとサヨナラしてしまうってことです。
仕事ってやっぱりベクトルを同じくしても、その速度感や到達点の高低が異なってしまったら、満足のいくものって出来ないんだと思います。
以前は自分程度のものは誰でもできるとうそぶいてましたけど、自分の速度感や達成高度ってのは他に比べて速いし高いことは明らかです。
そこに到達できない、あるいは到達できるレベルにない相手は、やはりビジネス上は分かり合えることはあり得ないのだろうと思ってます。
大好きなプランナーの言葉の言葉を借りれば、「楽しくなければ仕事じゃない」わけです。
そして、オレのそれは周囲に言わせれば、楽しい以前に厳しかったりしんどかったりするものです。
笑って走り抜けたいから、オレは自分にとって楽しいことを他人に押し付けますし、他人のそれを押しつけられれば笑って受け入れるか、笑って押し返します。
そこに手を握って同調できる、あるいは面と向かって反発できる相手じゃなければ、オレと仕事をするのはツライだけなんだろうな…と思うわけです。
「貴方とだけは一緒に仕事したくない」
耳の中で響く言葉は、辛辣と納得を両手に携えてオレの心を抉るのです。
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