冷珈琲

夏の清涼剤。
ミルクもシュガーも要らない。
足すのは氷の鳴る音だけ。

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フレディ

フレディ

新緑ではなく赤銅色の葉。
こう在りたいと望みます。

南瓜の日

看板

自分の真価と評価との差異に耐えられないから、ぶち壊そうとするわけです。
散弾銃を咥えないだけまだマトモなのかなとか。

ドラッグ撲滅をうたいながらオーバードーズで旅立った彼を思い出しつつ。

世界時計の店

世界時計の店

Love or Like?
両者の差異って何でしょうか。

ただ、Loveは重くて、なかなか口に出来ません。

貸切状態のカフェで

貸切状態のテーブル

そっと頭を撫でられる、そういう人になりたいのです。

甘えたいときに甘えられるような、ちゃんとした大人に。
ハグを求める瞬間にそっと肩を抱けるような、カッコイイ大人に。

オレみたいなタイプには難しいでしょうけども。

Poisoning Time

オレの言葉は辛辣で直球です。
裏を読めない人間にはその真意は伝わりません。

でも、分かるヤツだけ分かればそれでいいと思うのです。

突き放す言葉や、蔑む言葉を額面どおりに受け止められて、悔しさをバネにしたって、それはオレの望むべき結果になるわけですし。
自分が嫌われることに意味があるのであれば、無意味に意識されない対象になるよりもよっぽどステキです。

きっとどこまでいってもそれは変わりません。
かつて、地元バーで毒を吐いて上を目指して欲しいと望んだように。
かつて、部下に人でなしと呼ばれつつ成長を促したように。

うん、そういうのがオレだし。
オレはオレだし。

つーことで、ハッピーバースデイ。
オレとオレの愛する全ての人たちにいいことがたくさんありますように。
ありったけの気持ちを込めて。

覚悟

転がる覚悟

覚悟は出来てます。

受け入れる覚悟。
掴み取る覚悟。

そのいずれも。

チェーンコーヒー店で

「兄ちゃん、サングラス、カッコいいな」

突然の言葉に面食らいつつも、カップから目を上げて斜向かいの席に視線をやると、そこにはよく日に焼けたオールバックの男。
黒地にビッシリと刺繍の入ったスカジャンに淡色のスラックスという井出達は、かつて彼がヤンチャしていた時のそれのままだと思われ、人の良さそうな目尻には服装の割りには年を重ねた証拠の深い皺が走る。
この手の輩にはよく声をかけられるので、あまり苦手意識はない。

一言二言を交わして、純粋に会話を楽しんでみる。
彼の言葉に虚飾はなく、時に自嘲の混じった色すらあるが、そこに同情は感じないし同調できる部分もない。
前歯のない彼の言葉は切れが悪く、オレの声と同様に聞き取りづらく、互いに聞き返すことで会話は寸断されるが、そんぐらいの速度感が、仕事前の昂った気持ちを静めるのにはちょうどいい。

「ツレが軍資金稼ぎに打ってるのを待ってんだけどよー。なかなか帰ってこなくってさ」
彼の目の前に置かれたカップに目をやると、そこに満たされていたのは珈琲ではなく薄珈琲色をした水。
おそらくは2杯目を頼む金がなく水を飲んでいるのだろうが、そんなことはどうでもいい。

「バカ勝ちしたらメシでも食わせてくださいよ」
自分のカップが空になったのを合図に、思い切り愛想良くそう言うと、オレは彼の言葉を待たずに席を立つ。
この邂逅に意味などないが、人相の悪いオッサンがお互いを覚えていたらそれだけでも悪くない。

声をかけるどころか目を合わせようともしない周囲の一般客より、お互いの時間を使ってくだらない会話で笑える彼の方がオレとは近しい。
オレや彼が世間的にどんな評価をされていようと、少なくとも互いの言葉を交わしたその瞬間は確実に対等だったと思うわけで…。

先日、兄貴分がオレに語った、「ボロ布のようにたたずむホームレスと自分たちに差がない」って言葉の意味に少し似ているのかもしれない。
自動ドアが開いて、店内に秋の風が流れ込む瞬間にそう思った。

落ちる先の自分に

昨日出来ていたことが今日出来なくなる。

それは怖いことのはずですが、オレには好機に映ることもあります。
見えていたはずものが見えなくなることで、見えなかったはずのものに気がつく好機に。

下降線の先の自分は、きっと今の自分よりも多くのものを見ている。

そんな期待感というか、不思議な感覚があります。
不安から目を背けるのではなくて、不安を直視することで他の事実を見出すような。

またあの日を迎えるにあたって、腹を据える必要があります。
でも、どんな環境・状況にあっても飄々としているくらいがオレなのかなと思えるようになったかもしれません。

紡ぎ手

オレはオレの紡ぎたいものを紡ぎます。
紡ぐべきものではなく、紡ぎたいものだけを。
それによってオレに不利益が生じたとして、それを変えるつもりはありません。
いえ、それを変えられるほど器用ではないといった方が正しいでしょうか。

過去の記憶を未来につないでおきたい、ただそれだけのために紡ぐ言葉や感覚があります。
そこに今は意味を見出せなかったとしても、いつかの偶然で意味が生じてくれることを祈りながら。

YOU

簒奪は愛情の表れではなくて我侭の結果で。
破壊は感覚のブレから生じたものではなく、必然的に引き寄せた結果で。

そうやって歩んできた人間が、今更誰かの為にとか歩み直そうとなんて考えてみたところで足跡が消えるわけもなくて。
でも、それであってもどこか贖罪とかいうことじゃない、もっと低いレベルで何かを為そうと試みたりする気持ちが消えてしまうこともなくて。

自分を少しでも切り売りして後に何かを残したいし、痕跡というか爪痕というかそういったものを其処彼処につけておきたいと望みます。
長い年月を経てから何かの拍子にオレを思い出してくれたら、そういうのって最高なんじゃないかなって。

相も変わらない、人間関係の破壊者であり、本能のままの簒奪者ではありますが、そんな自分ですらも嫌いになれないし嫌いになる必要もないことを再認識する今日この頃です。

まだまだ「オレらしく」ありたいと。
オレはオレだよってね。

圧の変化

フラッとするような感覚があります。

久方ぶりの強大な台風の到来。
気圧の変化は体内の圧力にもグッと影響を与えて。

今の状態のオレが健康とする位置というのは、肉体的には必ずしも正常ではない様子で。
転ばぬ先の杖で口に含んだ錠剤もまた、オレの思い描くのとは少し違う健康体へと体を導こうとして。

覚束ない頭と体をスーツで無理に武装したものの、利用路線は派手な人身事故の影響で駅構内にすら乗客を取り込めない状態で。

まったく。
いらない心臓ならオレらにプレゼントしてくれと思わなくもなかったりしてね。

元スープ

美味しい元スープ

食材の美味しさを全部受け止められる最強の料理。
ゴチソウサマ。

破れたポスター

破れたポスター

破れてもそれを「味」と捉える人もいます。
傷を伴ってこその美しさだと。

電気蝋燭

電気蝋燭

この程度の灯りまでなら濃色のレンズは要りませんが…。
瞳に傷でも入りましたかね?

ミントラテ

ミントラテ

社長は外出中。(散歩)
老いぼれ同士仲良くありたいものです。

カフェの床で社長(犬?)とごろごろ語り合うのはアリですよね?