崩壊

崩すのが好きです。
服ならどこかに外しを持ってきたり、言葉もかなりのスラングとテキトーな文法とを組み合わせてみたり、仲の良い同士でも毒を吐いてみたりなんてのは日常茶飯事です。
なんかキレイにまとまろうなんて気にはなりませんし、毒づけもしない仲間なら面白くもなんともありません。
キレイな言葉は使いたいですけど、それで交友範囲が狭まるのなら、ブロークンイングリッシュでも壊れた日本語でも何でも使っていきたいなと思ってしまう自分がいます。
稚拙なあるいは間違った手法でも、相手に何らかの感触が伝わればいい。
その感触が自分の意図したものとは少し違ったとしても、オレはそれでいいと思います。
妙なコトバで挨拶されても目を見りゃ通じるものがありますし、逆に目に何も感じられない相手とは言葉が通じてたって何も通じるものはないんですし。
形式や言葉なんて二の次だって改めてそう思いました。

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white

サクラ

国替えの日。
そこから十数年。
ボクはまだ此処に居る。

blue

蒼い屋根

春の夜。
落下する蒼。
満ちてくる静寂。

梅の香り

春の匂い。
冷たい風。
夕闇の温度。

葡萄酒の日

白葡萄酒

グラスの音。
いつもの音楽。
自分を取り戻す時間。

夕焼けの川

夕焼けの川

冷えた風。
夕闇の少し前。
夜はすぐ其処に。

#8

八重桜

間違えないように
焦らないように
あっという間に過去になる

toast

火酒

乾杯の温度。
10年分の遠回り。
グラスの中で鳴る氷。

a standard

チーズケーキと紅茶

定番。
年を経て研ぎ澄まされる。
懐古であり最新であるもの。

noise

雑音

浮き沈み。
雑念。
不調和の先の融和。

torch

蝋燭

「当たり前を当たり前に
 努力ってそういうもの」
そう言って、彼は笑った。 Details »

only lonely

鏡の中

鏡に弾かれる
刹那
独りだと知る

crossroad

交差点

Where is here.
Have I lost my way?
Time is over. Details »

day tripper

シーリングファン

たまに旅に出たくなる。
出来れば干渉されない場所に。
のんびりと、のんびりと。 Details »

bury

星

稀に記憶力の良さに驚かれる。
不足するがゆえの副産物かも知れない。
でも、そうではないと思ってる。 Details »

wall

バックヤード

5本目のボトルが壁に加わった。
グラスを重ねても酔いはまだこない。
真冬らしい寒さのせいだろうか。 Details »