帰りの電車、キレイな人を見る。
薄茶色に焼けた肌、やや茶色がかったセミロングの髪、サックスブルーのシャツ。
やや大きく開いた胸元にはサファイアをあしらった金のペンダント。
ピアスも右手薬指に輝くリングもゴールド。
思わずハッと息を飲むくらいに金が似合っている女性でした。
オレ自身は決して金の似合うタイプではないですし、嫌みじゃなく金が似合う方って滅多に見かけないのですごく得をした気分になりました。

***

20日から上野の森美術館で、ピカソの古典主義時代の展示をやるんですね。
去年の幼少期の絵と同じく、一般に知られている彼のそれとは多少異なるタッチで描かれているので、あまり触れることはない時代の作品を見られるはずです。
幼少期の作品ほどのギャップはないにせよ、ピカソが抽象画だけではないコトを知るいい機会だと思います。
時間のある方はぜひご覧いただくことをお勧めします。
下手な映画に同じくらいの金額を出すのなら、こちらの方が個人的には面白いと思います。
何よりたまには美術館デートなんてステキじゃありませんか?
ええかっこしいというのも悪くはないのです、たまになら。

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white

サクラ

国替えの日。
そこから十数年。
ボクはまだ此処に居る。

blue

蒼い屋根

春の夜。
落下する蒼。
満ちてくる静寂。

梅の香り

春の匂い。
冷たい風。
夕闇の温度。

葡萄酒の日

白葡萄酒

グラスの音。
いつもの音楽。
自分を取り戻す時間。

夕焼けの川

夕焼けの川

冷えた風。
夕闇の少し前。
夜はすぐ其処に。

#8

八重桜

間違えないように
焦らないように
あっという間に過去になる

toast

火酒

乾杯の温度。
10年分の遠回り。
グラスの中で鳴る氷。

a standard

チーズケーキと紅茶

定番。
年を経て研ぎ澄まされる。
懐古であり最新であるもの。

noise

雑音

浮き沈み。
雑念。
不調和の先の融和。

torch

蝋燭

「当たり前を当たり前に
 努力ってそういうもの」
そう言って、彼は笑った。 Details »

only lonely

鏡の中

鏡に弾かれる
刹那
独りだと知る

crossroad

交差点

Where is here.
Have I lost my way?
Time is over. Details »

day tripper

シーリングファン

たまに旅に出たくなる。
出来れば干渉されない場所に。
のんびりと、のんびりと。 Details »

bury

星

稀に記憶力の良さに驚かれる。
不足するがゆえの副産物かも知れない。
でも、そうではないと思ってる。 Details »

wall

バックヤード

5本目のボトルが壁に加わった。
グラスを重ねても酔いはまだこない。
真冬らしい寒さのせいだろうか。 Details »