大切な人

彼がいなくなってもう2年以上が過ぎますけど、何かの拍子に思い出すことが多々あります。
色々と考える度にどこかでその人が浮かんできます。
ふと言葉の意味を顧みる時、グラスに注がれた酒を見る時、その人の背中を思い出します。
「ありがとうございました」なんて言葉はないんだよと教えてくれたのは彼でした。
焼酎の飲み方、機械のいじり方、くだらない世間話…。
週末毎どころか週に何度も飲みに行って、懐の深さとぞんざいな口調に隠れた優しさを知りました。
なぜ彼に惹かれたのかは分かっています。
方向性は違っても、どこか似た匂いに惹かれたからだというのを知っています。
今はまだ難しいけど、いつの日にかまた笑って飲めたらいいなと思います。
彼と出会ったあの街で、彼の愛したあの酒を。

コメントはまだありません »

コメントを残す

white

サクラ

国替えの日。
そこから十数年。
ボクはまだ此処に居る。

blue

蒼い屋根

春の夜。
落下する蒼。
満ちてくる静寂。

梅の香り

春の匂い。
冷たい風。
夕闇の温度。

葡萄酒の日

白葡萄酒

グラスの音。
いつもの音楽。
自分を取り戻す時間。

夕焼けの川

夕焼けの川

冷えた風。
夕闇の少し前。
夜はすぐ其処に。

#8

八重桜

間違えないように
焦らないように
あっという間に過去になる

toast

火酒

乾杯の温度。
10年分の遠回り。
グラスの中で鳴る氷。

a standard

チーズケーキと紅茶

定番。
年を経て研ぎ澄まされる。
懐古であり最新であるもの。

noise

雑音

浮き沈み。
雑念。
不調和の先の融和。

torch

蝋燭

「当たり前を当たり前に
 努力ってそういうもの」
そう言って、彼は笑った。 Details »

only lonely

鏡の中

鏡に弾かれる
刹那
独りだと知る

crossroad

交差点

Where is here.
Have I lost my way?
Time is over. Details »

day tripper

シーリングファン

たまに旅に出たくなる。
出来れば干渉されない場所に。
のんびりと、のんびりと。 Details »

bury

星

稀に記憶力の良さに驚かれる。
不足するがゆえの副産物かも知れない。
でも、そうではないと思ってる。 Details »

wall

バックヤード

5本目のボトルが壁に加わった。
グラスを重ねても酔いはまだこない。
真冬らしい寒さのせいだろうか。 Details »