クスリ

ドラッグすらファッションになったと、教授らしき人が告げていた。
いまやドラッグはワンコイン、ローティーンですら買える値段。
ドラッグの持つ痛みを知らない人間なら、一時の快楽を欲して溺れていくのかもしれない。
オレは壁がお友達になってしまったヤツや、幻覚に向かって包丁を振り回すヤツ、骨すら残せなかったヤツを見てきたおかげか、バカげているとしか思えない。
自分の未来を切り捨てた上に、小銭を吐き出して得る快楽は一体どれほどのものなんだろうか。
オレ自身もクラブ系ドラッグの高揚感を知らないわけではないし、アッパーにしてもダウナーにしても経験がないとは言わない。
ただ、それのもたらす真実を見てしまってからは、とてもじゃないけど使う気にも使わせる気にもなるはずもない。
「やめたい」と泣きじゃくりながら自分の手首にナイフを押し当てて、それでもやめることができずに、いつしか中毒症状によって命や正常な精神を失くしていくヤツを幾度も見てきた。
そんなのを目の当たりにして、自分はうまく付き合っていけるだなんて信じられるはずもない。
「これが生き地獄なんだろうな」と中毒者の1人はオレに告げた。
オレはもう生き地獄は味わいたくない、それを聞いたときに心の底からそう思った。

***

昨晩はロンリコ151ロックを片手に、マヨネーズ炒飯やらネバネバサラダとかを食ってました。
傍らにはステキな小さめのおねいさん。
朝まで2人で飲んでました…、とか書くと胡散臭いですか。
まぁ色々とメンツが入れ替わる中で、ずっと居座っていたのが2人だったってだけなんですが。
謎のマッサージ師にやたらと気持ちのいいマッサージ(隣りの女の子いわく「めちゃめちゃ痛い」らしい)をしてもらったり、謎のロッカーに全身のタトゥーを見せてもらったり、冷凍食品の搬入してるやつに最近の冷凍炒飯の出来のよさを思い知らされたり、なかなか濃い夜でした。
体調はかなりの勢いで悪かったんですが、軽いアルコールの酔いとトークの楽しさでちょっと快復。

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white

サクラ

国替えの日。
そこから十数年。
ボクはまだ此処に居る。

blue

蒼い屋根

春の夜。
落下する蒼。
満ちてくる静寂。

梅の香り

春の匂い。
冷たい風。
夕闇の温度。

葡萄酒の日

白葡萄酒

グラスの音。
いつもの音楽。
自分を取り戻す時間。

夕焼けの川

夕焼けの川

冷えた風。
夕闇の少し前。
夜はすぐ其処に。

#8

八重桜

間違えないように
焦らないように
あっという間に過去になる

toast

火酒

乾杯の温度。
10年分の遠回り。
グラスの中で鳴る氷。

a standard

チーズケーキと紅茶

定番。
年を経て研ぎ澄まされる。
懐古であり最新であるもの。

noise

雑音

浮き沈み。
雑念。
不調和の先の融和。

torch

蝋燭

「当たり前を当たり前に
 努力ってそういうもの」
そう言って、彼は笑った。 Details »

only lonely

鏡の中

鏡に弾かれる
刹那
独りだと知る

crossroad

交差点

Where is here.
Have I lost my way?
Time is over. Details »

day tripper

シーリングファン

たまに旅に出たくなる。
出来れば干渉されない場所に。
のんびりと、のんびりと。 Details »

bury

星

稀に記憶力の良さに驚かれる。
不足するがゆえの副産物かも知れない。
でも、そうではないと思ってる。 Details »

wall

バックヤード

5本目のボトルが壁に加わった。
グラスを重ねても酔いはまだこない。
真冬らしい寒さのせいだろうか。 Details »