臨界

腹八分目でもきっと人は満足できます。
でもそれじゃ、オレは面白くありません。
ギリギリまで、いや臨界点を超えるかどうかってトコまでやらなきゃつまらない。
例えばコンスタントに135キロくらいで球を投げられる人なら、思い切り引っ張れば150キロ以上で投げられることもあるはずです。
それがオレにとっての楽しいことです。
80でも100でもなく、120%の力で何かに取り組んでこそ面白いのだと思うのですわ。
色々なところに負荷や故障は出るかもしれませんけど、だらだらぬるい時間を過ごして終わるのであれば、パッと派手に花火を打ち上げて終わる方が性にはあっているのです。
たしかに賢くはないですけど、リスキーであればあるほど魅力は増すのですわ。
金をかけるギャンブルを全然やらないわりには、オレってば博打好きなようです。

***

昔、なんかの漫画で人を口説くのが趣味という設定のキャラがいた気がします。
そりゃあり得ないだろうと思っていたんですけど、オレ自身がそうなっているのかもしれないなと最近は実感してみたり。
ナンパとかそういうのじゃなくて、カウンターでたまたま隣り合った方を老若男女問わずに口説いているというのが、客観的に自分を顧みると顕著に現れている気がするんです。
まあその場限りの口説きで、なんの弊害も実りももたらさないのは間違いないんですけどね。
こんな寂しがりな面もちょこちょこあったりして。

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white

サクラ

国替えの日。
そこから十数年。
ボクはまだ此処に居る。

blue

蒼い屋根

春の夜。
落下する蒼。
満ちてくる静寂。

梅の香り

春の匂い。
冷たい風。
夕闇の温度。

葡萄酒の日

白葡萄酒

グラスの音。
いつもの音楽。
自分を取り戻す時間。

夕焼けの川

夕焼けの川

冷えた風。
夕闇の少し前。
夜はすぐ其処に。

#8

八重桜

間違えないように
焦らないように
あっという間に過去になる

toast

火酒

乾杯の温度。
10年分の遠回り。
グラスの中で鳴る氷。

a standard

チーズケーキと紅茶

定番。
年を経て研ぎ澄まされる。
懐古であり最新であるもの。

noise

雑音

浮き沈み。
雑念。
不調和の先の融和。

torch

蝋燭

「当たり前を当たり前に
 努力ってそういうもの」
そう言って、彼は笑った。 Details »

only lonely

鏡の中

鏡に弾かれる
刹那
独りだと知る

crossroad

交差点

Where is here.
Have I lost my way?
Time is over. Details »

day tripper

シーリングファン

たまに旅に出たくなる。
出来れば干渉されない場所に。
のんびりと、のんびりと。 Details »

bury

星

稀に記憶力の良さに驚かれる。
不足するがゆえの副産物かも知れない。
でも、そうではないと思ってる。 Details »

wall

バックヤード

5本目のボトルが壁に加わった。
グラスを重ねても酔いはまだこない。
真冬らしい寒さのせいだろうか。 Details »