しるべ

弟や妹が欲しかったのかもしれません。
自分よりも経験が下のヤツらを自分と同じところまで引き上げたり、さらにその上に押し上げたりするってのが結構好きなことに、今更ながら気がつきました。
物事を丁寧に教えたりというのはキャラクターではないので、それとなく色々と小細工するので、当人にはまっすぐには伝わらないかもしれませんけどね。
でも、教える側の喜びは、この場合はオレの自己満足に過ぎないので、それでもいいのだと思います。
導になるのは楽しいです。
オレを見て、その行動が正しいか否かを誰かが判断してくれて、自分の方向性を変えたりあるいは追い風と感じてくれたりっていうのがたまらなく嬉しいのです。
オレは不器用でなかなか世渡り上手には出来ずに、自分にも周囲にも傷をつけてしまってきたけれど、上手くすれば傷を負うことなくその傷の持つ意味を知ることもできるはずですから。
傷や痛みを伴わなければ本質は見えてこないかもしれませんけど、その本質を知ることで見えなくなるもの、オレたちには見づらくなってしまったものを、彼らには見続けていて欲しいと思うのです。
傷つき薄汚れた道標を見て、その道を回避するのも良し、そこに何らかの価値を見出して敢えて進むも良し。
かつてオレにとって「導」であってくれた人がいたように、オレ自身も誰かの「導」であり続けたいと願ってやまないのです。

***

今日から平塚の七夕。
今年も肉屋のもつ煮を食いに行ってしまうんでしょうかねぇ。
とりあえず今年も晴れ渡って欲しいものです。

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wheel of fortune

輪と樹

No.10。
金冠の獅子。
転機を示す輪。

silhouette

影絵

気怠い暖房。
暖かいお茶。
色のない夢を見る。

pine

皿の上の松

反芻する言葉。
キャロルの季節に。
大したことじゃないけど。

ノエルの靴

ノエルの靴

嬌声は遠く。
雑踏は遠く。
降誕祭の温度。

冬の華

華

暗い空にしがみつく星座。
片手には缶珈琲。
星の名前を思い出す。

I’ll sing the blues

蒼い灯

I’m free to be whatever I
Whatever I choose
And I’ll sing the blues if I want

Chant de Noel

紅色

ノエルの足音。
肌を刺す風の温度。
キャロルの聴こえ始める頃。

Tokyo Tower

Tokyo Tower

いつもと同じなら。
やり方は人それぞれ。
自分なりのそれを選べばいいだけ。

colors

夕暮れの灯

冬の匂いのする夕焼け。
色の変わる灯りを見上げる。
明日はきっと晴れる。

china blue

中華街の門

消えていく温度。
今はなき人たちの残り香。
今宵は良い歌を聴きたい。

wonder wall

壁画

壁に描かれる絵。
幼い頃のそれはスプレーで。
オトナになったそれは光の色で。

fountain

噴水

夕暮れ。
童謡の流れる時間。
お家に帰ろう。

キラキラヒカル

石の光る部屋

輝きの色と。
輝きの温度と。
キラキラヒカル。

恐竜の日

恐竜の日

何も変わらず。
胸の熱さはそのままに。
幼い日に見上げたのと同じ。

re:born

窓辺の華

嬌声と乾杯と。
遠回りの途中。
紡ぐのは記憶。