傷つかずに生きていくことはできます。
最初から信頼しなければ裏切られる痛みを感じずに済みます。
終わっている恋、腹の底を知ることのない友情。
そういったものであっても、パッと見は本来のものと変わりません。
自分を偽ることさえできれば、きっと傷つかずにそれなりに楽しく生きていけるのではないでしょうかね。
ただしオレは自分を偽ることなどできませんし、仮に偽ることができたとしてもそれで楽しく過ごせるとは思いません。
楽しいことにはリスクがあり、時には自分の心や体に大きな傷を穿つということを踏まえてこそ、日々の生活は楽しく実りのあるものになるのだと信じているからです。
今まで生きてきた中で体や心に刻んだ傷は、未だに痛みを伴って決して完治することなどありませんけど、オレにとっては誇りです。
心から信頼できる相手や、心から尊敬する人に巡り合えたのは、傷つくことに畏怖を覚えても敢えて飛び込んできたからだと思っています。
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