おまけ日記

終電近い駅構内。
花束抱えた彼女と若サラリーマンのカップル。
別れを切り出されたと思しき彼が壁を蹴る。
「なんでそんなこと言うんだよ」
お前が不細工だからじゃないか?と、火に油ならぬニトロを投げ入れるように突っ込んでみたかったんですが、さすがに疲労に負けて断念。
とりあえずオレが言いたかったのは、彼女に当てられないのなら、短い足を振り回すなってコト。
本気で好きなら、思いきり殴ってしまえばいい。
それができないのなら、笑ってサヨナラしたらいいのに。

悔しさなのか憤りなのかさえ、オレには見分けられなかった。
ああいう別れ方だけはしたくないな、とふと思ってみたり。

携帯からの更新ってだるいね。
おまけなので、すぐに消すかもしれない。

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タンドールの隣りから

タンドールの隣りから

異国の麦酒。
昼下がりの香辛料。
15年分の遠回りを。

藁の上の箱

藁の上の箱

不思議の箱。
隠されている何か。
茸、星、それとも不思議な花?

spiral

螺旋

螺旋。
遠心力。
巻き込みの力。

イロトリドリ

イロトリドリ

溢れる色。
流れる時間。
紡ぐのは記憶。

Secret Window

秘密の窓

秘密の窓。
部屋に広がる宇宙。
見てはいけない部屋。

碧珠

碧色

法皇の緑。
糸の結界。
幼い日のヒーロー。

月の舟

月の舟。
降りてくる空。
風の抜ける夜。

milkyway

milkyway

幼い日を思い出す。
揺れて眠れない寝台車。
子守唄は線路の鳴る音。

夜中の交差点

夜中の交差点

深夜の散歩道。
傍らには尻尾の生えた友達。
「月はどっちに出ている?」

川面

川面

川沿いの道。
風の抜ける温度。
夏の終わり。

蝉時雨

鉄塔

鉄塔。
風鈴。
夏の終わり。

イツモノ

いつものカウンター

いつもの会話。
いつもの温度。
いつものカウンター。

冷珈琲

冷珈琲

夏の清涼剤。
ミルクもシュガーも要らない。
足すのは氷の鳴る音だけ。

孤高

孤高

夜の主。
孤高の視線。
気高くしなやかに。

境界

境界

夜の音。
隔てる塀。
幼い頃は塀の向こう。