無痛人生

傷つかずに生きていくことはできます。
最初から信頼しなければ裏切られる痛みを感じずに済みます。
終わっている恋、腹の底を知ることのない友情。
そういったものであっても、パッと見は本来のものと変わりません。
自分を偽ることさえできれば、きっと傷つかずにそれなりに楽しく生きていけるのではないでしょうかね。
ただしオレは自分を偽ることなどできませんし、仮に偽ることができたとしてもそれで楽しく過ごせるとは思いません。
楽しいことにはリスクがあり、時には自分の心や体に大きな傷を穿つということを踏まえてこそ、日々の生活は楽しく実りのあるものになるのだと信じているからです。
今まで生きてきた中で体や心に刻んだ傷は、未だに痛みを伴って決して完治することなどありませんけど、オレにとっては誇りです。
心から信頼できる相手や、心から尊敬する人に巡り合えたのは、傷つくことに畏怖を覚えても敢えて飛び込んできたからだと思っています。

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タンドールの隣りから

タンドールの隣りから

異国の麦酒。
昼下がりの香辛料。
15年分の遠回りを。

藁の上の箱

藁の上の箱

不思議の箱。
隠されている何か。
茸、星、それとも不思議な花?

spiral

螺旋

螺旋。
遠心力。
巻き込みの力。

イロトリドリ

イロトリドリ

溢れる色。
流れる時間。
紡ぐのは記憶。

Secret Window

秘密の窓

秘密の窓。
部屋に広がる宇宙。
見てはいけない部屋。

碧珠

碧色

法皇の緑。
糸の結界。
幼い日のヒーロー。

月の舟

月の舟。
降りてくる空。
風の抜ける夜。

milkyway

milkyway

幼い日を思い出す。
揺れて眠れない寝台車。
子守唄は線路の鳴る音。

夜中の交差点

夜中の交差点

深夜の散歩道。
傍らには尻尾の生えた友達。
「月はどっちに出ている?」

川面

川面

川沿いの道。
風の抜ける温度。
夏の終わり。

蝉時雨

鉄塔

鉄塔。
風鈴。
夏の終わり。

イツモノ

いつものカウンター

いつもの会話。
いつもの温度。
いつものカウンター。

冷珈琲

冷珈琲

夏の清涼剤。
ミルクもシュガーも要らない。
足すのは氷の鳴る音だけ。

孤高

孤高

夜の主。
孤高の視線。
気高くしなやかに。

境界

境界

夜の音。
隔てる塀。
幼い頃は塀の向こう。