論法

売春を悪し様に言う時は、人身売買とか臓器売買に絡めてカラダを売るってのはそういう重いことだと言う。
臓器売買を軽く言う時は、売春に絡めて売ったところで何が変わるって訳じゃないなどと言う。
オレは他人に使うのは必ず前者で、自分に使うのは後者だと決めているようだ。
自虐癖があるのかもしれないし、他人だけはと望むポーズの好きな偽善者なのかもしれない。
同じものを並べて語るのに聞えてくるものが違うのは、要は言い回しとか解釈次第なんだと思う。
話し上手がホントに怖いと実感するのはそんな時だ。
話し上手であれば、都合の悪いところをぼかして都合のいい話だけを強調することができるから。
下手に向かい合えば、自分の弱点を露呈してさらに弱みにつけこまれかねない。

***

ベルナール・ロワゾー氏の自殺。
料理好きなら目指してみたい、彼のような伝統の破壊と自己流の確立。
いずれ1度は味わってみたい料理の作り手だっただけに残念です。
原因はご自身にしか分からないことではありますが、「星をつける側はいい気なものだ」という同僚シェフの言葉には感じるものがあります。
いつの日かラ・コート・ドールに赴き、かの「水の料理」と称された彼の残した味を堪能させていただきたいと思います。
ご冥福をお祈りします。

コメントはまだありません »

コメントを残す

タンドールの隣りから

タンドールの隣りから

異国の麦酒。
昼下がりの香辛料。
15年分の遠回りを。

藁の上の箱

藁の上の箱

不思議の箱。
隠されている何か。
茸、星、それとも不思議な花?

spiral

螺旋

螺旋。
遠心力。
巻き込みの力。

イロトリドリ

イロトリドリ

溢れる色。
流れる時間。
紡ぐのは記憶。

Secret Window

秘密の窓

秘密の窓。
部屋に広がる宇宙。
見てはいけない部屋。

碧珠

碧色

法皇の緑。
糸の結界。
幼い日のヒーロー。

月の舟

月の舟。
降りてくる空。
風の抜ける夜。

milkyway

milkyway

幼い日を思い出す。
揺れて眠れない寝台車。
子守唄は線路の鳴る音。

夜中の交差点

夜中の交差点

深夜の散歩道。
傍らには尻尾の生えた友達。
「月はどっちに出ている?」

川面

川面

川沿いの道。
風の抜ける温度。
夏の終わり。

蝉時雨

鉄塔

鉄塔。
風鈴。
夏の終わり。

イツモノ

いつものカウンター

いつもの会話。
いつもの温度。
いつものカウンター。

冷珈琲

冷珈琲

夏の清涼剤。
ミルクもシュガーも要らない。
足すのは氷の鳴る音だけ。

孤高

孤高

夜の主。
孤高の視線。
気高くしなやかに。

境界

境界

夜の音。
隔てる塀。
幼い頃は塀の向こう。