マーシャル・ブルース・マザーズ3世

手に入れるとか、自分のものにするとか、そんな言葉が陳腐に感じるような「好き」という感情があります。
誰かの幸せを祈って自分は身を退くなんてのはええかっこしいの戯言に過ぎなくて、相手だけでなく自分も幸せになることを望んでこそ初めてそれは幸せを祈ることになるんじゃないかなって思う瞬間があります。
そんな気持ちを知らずに生きているのはすごく寂しいことですが、そんな気持ちを知らなければ寂しさを感じることもないのかもしれません。
まぁ、恋愛感情に限らず、友情や愛情といったことも含めて視野を広げれば、自己の犠牲によって成り立つものが最良ではないことに気がついてしまうものだとは思うんですけども…ね。

好きな珈琲を飲んで古い歌を聴きながら、いつかの初夏の香りを思い出してみたり。

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タンドールの隣りから

タンドールの隣りから

異国の麦酒。
昼下がりの香辛料。
15年分の遠回りを。

藁の上の箱

藁の上の箱

不思議の箱。
隠されている何か。
茸、星、それとも不思議な花?

spiral

螺旋

螺旋。
遠心力。
巻き込みの力。

イロトリドリ

イロトリドリ

溢れる色。
流れる時間。
紡ぐのは記憶。

Secret Window

秘密の窓

秘密の窓。
部屋に広がる宇宙。
見てはいけない部屋。

碧珠

碧色

法皇の緑。
糸の結界。
幼い日のヒーロー。

月の舟

月の舟。
降りてくる空。
風の抜ける夜。

milkyway

milkyway

幼い日を思い出す。
揺れて眠れない寝台車。
子守唄は線路の鳴る音。

夜中の交差点

夜中の交差点

深夜の散歩道。
傍らには尻尾の生えた友達。
「月はどっちに出ている?」

川面

川面

川沿いの道。
風の抜ける温度。
夏の終わり。

蝉時雨

鉄塔

鉄塔。
風鈴。
夏の終わり。

イツモノ

いつものカウンター

いつもの会話。
いつもの温度。
いつものカウンター。

冷珈琲

冷珈琲

夏の清涼剤。
ミルクもシュガーも要らない。
足すのは氷の鳴る音だけ。

孤高

孤高

夜の主。
孤高の視線。
気高くしなやかに。

境界

境界

夜の音。
隔てる塀。
幼い頃は塀の向こう。