花束

久しぶりに花を手にした。
決して大きなものではないけど、新しい旅立ちを彩るのには身軽な方が相応しい。
なぜだか彼には黄色をベースにした花束を贈りたくなった。
花言葉でも知っていれば気の利いた花のチョイスも出来るんだろうけど、そんな洒落たものは知らないので、彼から受ける明るいイメージだけで黄色い花束を選んでいた。
選んだというよりは、気づけば手にしていたと表現する方が近かったかもしれない。
花束を携えてバーへ向かう道すがら、カラオケ帰りと思しき女の子たちとすれ違う。
最近じゃ花束を抱えるオトコは珍しいのか、突き刺さるような視線を感じる。
「カッコつけすぎって感じがするけど、なんかいいよね、花束って」
耳に飛び込んできた言葉が妙に心地良かった。
冷たい風を背中に受け、バーに向かう足を少し速めた。

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茜色

夕暮

いつかの色と同じ。
ヘッドホンを耳に当てる。
あの日の歌が鳴っている。

空海

蒼空海

砂浜。
波の音。
そんだけあればいい。

夏の散歩道

夏の散歩道

夕凪。
潮の香。
遠くに聴く嬌声。

dry county

Lynchburgの彼

a poor man’s made outta muscle and blood.
muscle and blood and skin and bones.
a mind that’s a-weak and a back that’s strong.

花の名前

花の名前

暗い夜。
彩りの色。
名も知らぬ花。

grid

市松

たゆる蝋燭の火。
暗がりに溶けそうな夜。
乾杯は古いロックと安いアイリッシュ。

河を渡ろう

橋

西の果てから。
東の果てまで。
休みもなく。

水鏡

水鏡

夕凪の時間。
乾杯の少し前。
おやすみなさい、また後で。

sparkle

泡モノ

I don’t like U.
I don’t dislike U.
Because I don’t wanna think about U.

宿り木の話し相手

相棒たち

黄色。
緑。
かつての相棒たち。

ハザクラ・ヨザクラ

葉桜

葉桜。
夜桜。
暮らした場所は壁の向こう。

園に続く道

幼稚園への道

冬の陽気の日に。
嬌声のない時間の門。
夜はこれから。

櫻舞

枝垂櫻

流れ落ちる櫻色。
今宵の肴は貴方の悪口。
手向けの華は花吹雪。

桜色

白い空。
冷たい風。
霧雨煙る静かな日。

蒼櫻

蒼櫻

鳥の声。
朝の香り。
堕ちてくる蒼。