夕暮れ。
童謡の流れる時間。
お家に帰ろう。
昨日と今日の間に
解夏を観たかったのですけど、観られませんでした。
きっとこれから先も観ることはないような気がします。
小説は読むかもしれませんが、ドラマも同様に観ないような気がします。
なんというのか怖いのですよ。
視力ではありませんが、オレ自身も徐々に失われていく感覚を知っています。
だから喪失していく恐怖を普通以上に感じ取ってしまうのが怖いのです。
殴られたことのある人間が、上手い暴力描写に痛みを感じるように。
喪失していく最中に感じていたのは間違いなく絶望です。
その中に希望を見出すのは難しい…、たとえ悲壮な決意を持ったとしても。
絶望を過去の笑い話にするには、少しばかり長い時間と心を開く相手が必要だとオレは思います。
心の傷とは少し違いますが、それに近い感触もどこかにあるようにも思うのです。
猫や犬とは道で会うと挨拶を交わすような仲です。
最近、オトコのモテ顔は犬顔が多い気がしてなりません。
お嬢さんからオバさままで、潤んだ瞳がたまらないといったトコでしょうか。
たしかにあの目は反則だとオレも思います。
きっと性格も、犬的なご主人様や仲間を守ろうという色が濃いのでしょう。
あの目で見つめられたら、なんか母性本能をくすぐられてしまうのでしょうね。
ちなみにオレはかまって欲しい時だけ膝の上に乗ってくる猫タイプです。
「わがままってコトバがよく似合いますよね」と褒められます。
昔、実家に遊びに来ていた猫の写真を見て、オレに似ているなぁとふと思いました。
オレ自身は嫌煙家というわけではないことをまず最初にお断りしておきます。
先日の帰りの電車で地元駅に着いたとき、ホームでふと違和感を感じました。
途中駅までステキな相棒と一緒だったので、普段とは違う車両から降りて初めて気づいたのです。
最後に見たのがいつかは思い出せませんが、たしかにそこにあったはずの喫煙スペースが消えていました。
記憶違いかと思いましたが、ホームが変色するくらいにべったりと付着したニコチンやタールの混合物はそのままそこにありましたから、そういうことではなさそうです。
感想はただ一言、「ああ、そうか」と。
喫煙者のすべてがマナーの悪い人間だとは思いませんが、昨今の排煙ともとれる分煙行為にはオレは賛成しています。
マナーの悪い一部の人間が歩き煙草やポイ捨てをしても、喫煙者全員がそのイメージを貶めるのは仕方のないことだとオレは思っています。
そういったモラルの向上の期待できない人間がいる以上、喫煙者に対する締め付けは厳しくなってしかるべきだと思うのですよ。
オレの知る愛煙家たちは、カフェやバーや居酒屋といった子供の少ない(或いは存在しない)場所でのみ喫煙を自身に許しています。
マナーを守り、大人として嗜好品を楽しむというのは不便なものです。
オレは煙草とか飲酒なんてええかっこしいで手を出しましたから、不便でも構わないと思っていますが、いかがなものでしょうか。
週末には桜が咲くのでしょうか。
とりあえず暖かくなるといいのですけどね。
飢えは最高のスパイス。
果たしてそうだろうかと疑問に思うことがあります。
不味い物であっても食べられるようにしてしまうのは、果たして最高のスパイスなのかと。
食欲ではなく、性欲や物欲に関して考えてみると疑問符はさらに大きくなります。
飢えているから、とりあえず手近な安物で済ませてしまおうというように思えてしまうのです。
たしかに不味い物でも食べられるという点で飢えは最高のスパイスではあるものの、正常な判断を下すことを難しくする幻覚剤的な雰囲気も漂わせているような気がします。
LSDとかそういったドラッグのような雰囲気です。
飢えをスパイスというよりは麻薬に近い感覚で捉えるのはおかしいでしょうか。
手近な安物で済ますようなことだけはしたくはないのです。
いつだかも吐いた毒だと書いてから気づきました。
ついつい最終処分場だってことを忘れていました。
枕元の携帯を開けると、午前1時38分。
こんな時間に目が覚めるのは久し振りだ。
随分と楽しい夢を見ていた気がするが、どうにも思い出せない。
重くのしかかるような背中の痛みが、不自然な姿勢で眠っていたことを無言で伝える。
そのまま眠ろうとするが妙に目が冴えていて眠れず、ゆっくりと体を起こして立ち上がる。
キッチンへと向かい、冷蔵庫から水を取り出して口に運ぶ。
冷えた水で頭が少しハッキリしたのか、どんな夢だったのかおぼろげながら思い出す。
夕闇、つまらない映画、重ねた唇、…あの夏だった。
にやけて起きてしまったことに照れながら、眠気の抜け切らない緩慢とした動作で茶を淹れた。
あの頃から飲むことを好んでいる香草と茶葉の織り成す香りを、漆黒の空を窓越しに眺めながら楽しむことにした。
真冬並みの冷え込みを肌に受けながら、あの夏の暑さを思い出した。
えと、「AKiと飲んでみたい稀有な方はこちら >>」に関してメールをいただき、ありがとうございます。
あと1週間くらいは検討期間ということで、返信はのんびりとお待ちいただけますようお願いいたします。
ちなみに、まだまだメールは受け付けています。
あまり面白いトコだとは思いません。
高い金払った上に気を遣っておねいさんと話すのが楽しいとも思えません。
それなら基本的に近所のバーで間に合います。
さらに年齢層が若いと露出度も上がるのねって感じで、ある意味キャバ嬢よりもスゴイです。
のんびりしたい時はうざいっちゃうざいですけど、静かに飲みたかったら開店直後か明け方でも狙って行くか、混雑しないようなバーに行けばいいのだと思ってますから気にはなりません。
あ、ミニスカートからのぞく太ももはかなり気になりますけど…、可愛いコ限定で。
キャバクラでボトルキープと1回の飲みで5桁なんて景気のいい話を聞いて、未だにそんな値段をとれるんだね~と感心したのでちょっと書いてみました。
まだボトルの主流はカミュかな、なんてふと懐かしんでみたり。
そうそう、顧客側ではなく店側に立って、話上手になるための人生勉強だと割り切れば、キャバクラもホストクラブも面白いっちゃ面白いかもしれません。
完全実力主義なトコも、年功序列から脱却したい人にはかなりお勧めですね。
少なくも浅くもない溝の数々。
でもそれだからこそ、面白いヤツらだと思います。
チェーン居酒屋で興奮すると、どんなハイソサエティだよと言われます。
育った環境はローではあってもハイであるはずがないのですけどね。
とりあえず、外で酒を飲み慣れる時期に通ったのがチェーン居酒屋ではなくカフェやバーで、そのままズルズル来た結果がこういうチェーン居酒屋で興奮する体質になったわけです。
言うなれば、上流とか下流とかいうよりも別社会で育ったといったとこでしょうか。
なので、大多数の友人がどんなチェーン居酒屋にも対応できるように、よほど高級志向なバーにでも入らない限りはオレもバーやカフェなら普通に対応できます。
海外をふらついていた人は見知らぬ国に入ってもあまりテンパらないですが、慣れていない人はコトバが通じるような国であっても挙動が不安定になるのと同じようなことです。
オレは別社会に触れる機会は失いたくないし、触れたからにはとことん楽しみたいのです。
とことん楽しむからには少しくらい興奮しても構いませんよね。
目に見えるものだけだと不安になる。
目に見えないものだけだと不安になる。
だからオレは貴女と混ざり合いたい。
フランス軍F2ジャケット。
マルジェラとかアーペーセーがリメイクしたり、フットボールの有名選手が着用していたとかで値段が高騰している、軍の放出品がネットオークションなどで目につきます。
中古で5000円前後というのは原価を知っている人間には正直驚くような値段ですが、リメイクした服を考えると格安なのかなとも思えたりして、なんとも不思議な感覚です。
まぁ、実際のトコそんな値段で買おうとも思わないので、色々とコネクションを突っついて正当な値段を聞きまわってみました。
デッドストックの放出品で5000円、中古なら3000円でもかなりの利益率になるということです。
丈夫で長持ちする軍モノだけに、この流行りがどこまで続くか少しばかり気になりますね。
ちなみに、軍モノをソレっぽく着る野郎は何人も見たことがありますが、コジャレな着こなしにはお目にかかったことがありません。
アレは少しオーバーサイズを女のコが着ると可愛く見えるアイテムだと思っているんですが、いかがなものなんでしょうか。
笑いで知り、音に惹かれ、演技で魅せられ。
いかりや長介さんを悼みます。
「not found」ではなく、「HTTP 404 – ファイルが見つかりません」と書くのは職業病ですかね。
少し寂しくなるんです、あの表示を見ると。
なんかプツンと1本糸が切れたような感じで。
オンライン上でしかつながりがなかった相手だと、喪失感がなおさら大きいです。
メールではつながりは残りますけど、なんだかメールとサイトって別物のような感覚で捉えているので、スッパリ切れちゃったという感覚が強いのですよね。
なんていうんだろうなぁ、毎日ガッコで会っていた気になるあのコと卒業を機に会えなくなるってのに似ています。
まぁ、そんなに勤勉にガッコに通っていたのは小学生の頃で終わってますので、どんな感覚だかは想像に過ぎませんけども。
春になると新生活で多忙になって閉鎖していくサイトが多いですけど、今年はあの「404」に出会うことがないといいなと、ふと思ってみたり。
リアルが忙しく充実するのがイチバンだというのを、承知してはいるのですけどね。
唐突に質問なんですが、マクドナルドといえば何色ですか?
そういう質問をぶつけてみると、レンガ色と黄色、あるいは赤と黄色と返ってくることが多いことに気がつきました。
そういうイメージカラーを持つ人が、白と黄色がベースカラーのマクドナルドを見た時の反応を偶然観察してしまいました。
まずエムの文字でマクドナルドだと認識、店舗の色が白いので何だろうといぶかしげに見直す、やっぱりマクドナルドであることが確認できると「えー」という顔になる。
ちなみにオレとしてはその反応が「えー」なわけですが。
前に他のファーストフード店なりカフェなりが入っていたテナントスペースに、たまたまマクドナルドが入っただけで「おかしいことなんかないべ?」って感じで。
オレはファーストフードって、街中に入り込むというか溶け込むのが得意な産業だと思ってます。
事実として欧州で何軒も見てきたファーストフード店は、石造りの建造物に入っていたり、サイケデリックなペイントを施していたり、骨董とも思える柱時計が置いてあったりと、地域に合わせて臨機応変に造られていたと思うのです。
出てくるメニューのボリュームや値段も土地によりけりですしね。
大船の白壁のマクドナルドを見たら、なんだかパリのマクドナルドを思い出しました。
当然のことながら、ドネルゲバブ食べた方が美味しかったのも思い出してしまいましたけどね。
剥製動物園に思いを馳せる今日この頃。
第三者を介して女のコを誘うというのが理解できない性質です。
食事なら直接サシで食いに行けばいいのに…、と思うのはおかしいのでしょうかね。
誘うついでに「ついでに、むしろメインで貴女が食いたい」とでも言っておけばいいのに…、と思うのがおかしいのは知ってますが。
ええ、おかしいと知っていても普通に言いますけどね。
とりあえず、面と向かって誘えないなら、誰か挟んでメシ食いに行ったところで何かいいことがあるとも思えないんですけどね。
話しているうちに印象が変わるのは間違いないですけど、1度メシ食ったくらいじゃ本質なんか見えやしないんじゃないかと思います。
何と言いますか、こういう誘い方は相手をバカにしているような気がしてならないのです。
本音を言ってしまえば、こういう誘い方しかできない男は気色悪いのです。
普段はスーツなので上げています。
平日に飲むことが多いので、当然飲みに行く際も上がってることのが多いわけです。
たまには気分を変えようと、先日はシャワーを浴びてからたらたらと歩いて近所のバーまで行ったわけです。
ジーンズに切り込みの深い鎖骨丸見えのエロキーネックロンTにアウターを羽織って。
知り合ってそろそろ1年になるスタッフの女のコ(チワワ似)が、開口一番「アキラさん、若い!」
話しているうちに、彼女はオレの前髪が下りてるのを見るのが初だということが分かり、なんとなく納得。
最近は髪が少し伸びているので、たしかに前髪を下ろすと幼く見えるかもしれません。
スーツを脱いでると仕事モードじゃない分、表情も緩みますしね。
でも「惚れてもいいよ」と言わなかったのは、目を閉じたまま青唐辛子を食わされて無反応だったオレに、「すごいポーカーフェイス」とだけ言って水を出さなかった彼女にちょっとムカついたからだと思います。
ホントに辛かったんですよ、表情に出ないのはそういう風に訓練されているからなんです。
持つべきものは広く深いコミュニティ。
なかなか触れることがなくなっても、やっぱり親交は大切にしたいものです。
ガタイのいいスーツの男が、電車のシートの明らかに狭すぎるスペースに体をねじ込み、そのまま足を組み出す始末。
当然のことながら肩やら足やらがぶつかった隣りの乗客がその顔を見やる。
目が合うと男の目は据わっていて、相当詰まらない酔いが回っている様子。
目の合った乗客に早口で悪口をまくし立てる。
逆ギレを示した図のような印象に、オレは思わず苦笑い。
その悪口の中に、「自分は一部上場企業の社員だ」「チノパンで通えるような会社のバカに付き合えない」というような旨の言葉がズラズラと並べられていたのを聞いて、なんだか寂しい人だなと思わされました。
一部上場企業なんて腐るほどあるし、その企業がいかに優良であろうとその社員すべてが優良であり得ないことは、オレ自身よく知っています。
スーツという装飾具を着けなくては仕事ができないのはバカでない証拠なのか、オレには分かりません。
とりあえず、その姿はオレには肩書きにしがみつく寂しいオジさんにしか見えなかったわけです。
ああいう酔い方だけはしちゃいけないな、と自分を見つめ直すことにします。
ちなみに、その自称バカではないオジさんは、逆ギレをしたことを隣りの乗客に一方的に詫びて降車していかれました。
酔いが覚めたのか、それともそういう酔い方なのかは分かりませんけど、なんかのコントのようにも思えて再び苦笑いしてしまいました。
深夜の地下鉄はなかなかに面白いです。
サックコートはボタンをして着るとカッコ悪さ3割増ですね。
特に貧弱な体のお兄ちゃんでは。
以前は受け付けることもなかったファミリーレストランの料理やコンビニ弁当に、少なからず美味しいと思えるものが混じるようになりました。
同時にヒドイ味と形容するようなものも減った気がします。
企業努力の賜物といったところでしょうか。
以前に冷凍食品の味の向上に驚かされましたが、その時の驚き再びって感じです。
たしかにこれからも口にするあるいは口にしたいと思うものの割合は、しっかり調理されたものの方が多いのは間違いないですけど。
空腹を満たすだけのものとだけ捉えていた認識を少しだけ変えてみようと思います。
話はちょっと変わりますが、ビルディのアルコールを自由に使って、(ビルドスタイルのみですが)カクテルの作れるコーナーとかもちょっと面白いです。
作る段になると面倒になって、バーボンを飲んでしまうんですけどね。
1年経つと色々と変わるものですね。
感情の沸点に高低があるように、発火点も人によって違います。
一歩退いて見れば、その違いがよく分かりますけど、当事者になるとなかなか見えてはこないものです。
殊に発火点を刺激された当事者同士では、普段なら見えるものでも見えなくなっていることが多々ありますし。
どこに問題があるのかを考えるには、頭を少しばかり冷やさなくてはならないのかもしれません。
冷めた視点や気持ちで何かを話すのはあまり楽しくはないのですけれども。
同じような場所に集う仲間でも、触れられると着火してしまう部分は似ているようで少しズレているようです。
それが個性と割り切れれば楽しいです。
それは受け入れられないと踵を返すのも、ふざけるなと怒声を上げるのも悪くはないです。
反応は人それぞれ、個体差があるのが当たり前ですし、そこが面白いのですから。
お互いに発火させることなく付き合うことが理想でしょうけど、火をつけてみなければ分からないことも少なからずあるものです。
ただし火をつければそれで終わってしまうことの方が多いので、着火のリスクはちゃんと考えておかなくてはいけませんけどね。
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